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ホーム妊娠・出産・子育て情報「新生児聴覚スクリーニング」をご存じですか「難聴」と診断された方1:難聴ってどういうこと?

1:難聴ってどういうこと?

難聴にはいろいろなレベルがあります

「難聴」とひと言で言っても、その状況は人によってさまざまです。聞こえの程度によって、軽度難聴、中等度難聴、高度難聴、重度難聴と区分されており、また片耳だけ聞こえない一側性難聴の場合もあります。聞こえの程度や状況によって必要があれば、補聴器、人工内耳、手話などからどういった方法で聞こえやコミュニケーションをサポートしていくかを選択していくことになります。

図表【難聴の程度分類】

難聴の原因って?

生まれつきの先天性難聴の原因としてもっとも多いのは、遺伝子の変異による遺伝性難聴です。遺伝性難聴だからといって必ずしも親も難聴ということではなく、たまたま原因となる遺伝子が赤ちゃんに伝わり、親は健聴でも、子どもは生まれつき難聴となるケースも多くあります。
遺伝性の他には、お母さんが妊娠中風疹にかかるなどして、特定のウイルスに感染したり、その他妊娠中に飲んだ薬やアルコールが原因になる場合や、体重1,500g以下の未熟児で生まれたり、出生仮死など出産時のトラブルが原因となる場合があります。
また、原因不明の聴器(外耳、中耳、内耳)の先天性奇形や原因がまったくわからない場合もあります。


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