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妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など)

Q. 妊娠後期に向けて体重増加が気がかりです (2005.7)

 もうすぐ妊娠7か月に入ります。初期からつわりもなく順調に過ごしていますが、最近、体重増加が気になりはじめました。すでに妊娠前の体重より6〜7kg増えており、前回の健診では、医師から、この1か月で2kg以上増えたら食事指導をしましょう、と言われました。このままでは、出産までにどれくらい体重が増えてしまうのかと不安です。毎日ストレッチはしています。

回答者: 中林正雄先生

 日本女性の妊娠期間中の母体体重増加量は平均10〜12kgといわれています。この内訳は、胎児・胎盤・羊水が4.5kg、子宮・乳房が1.0kg、全身の血液量増加分が1.5kg、組織液(水分)が1.5kg、母体貯蔵脂肪が2〜3kgです。

 妊娠中の体重増加が多過ぎると、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、巨大児、分娩遷延、帝王切開などが増加することが知られています。一方妊娠中の体重増加が少な過ぎると、低出生体重児(体重2,500g未満の児)が増加します。

 これらを予防するために、妊娠中の適切な体重増加が勧められます。その基準は、非妊時体格指数BMI(body mass index:体重(kg)÷身長(m)²)によって分けられます。非妊時BMI18.5〜25未満の標準型の女性では7〜12kg増、BMI18.5未満のやせ型女性では9〜12kg増、BMI25以上の体重の女性では個別対応とされています
(※2006年2月策定の「妊産婦のための食生活指針」厚生労働省により数字を一部改訂しています)。

 ご質問の方の非妊時BMIが不明ですので確定的なことはいえませんが、標準型であれば、妊娠7か月での体重増加量の標準は4〜5kgですので、少し多い程度です。妊娠後半期の標準的体重増加は300〜400g/週、1,200〜1,600g/月ですので、「1か月2kg以上増えたら食事指導をしましょう」という医師の説明は適切なものであり、この指導を守れば今後分娩までに5〜6kg増となり、妊娠中の体重増加は11〜13kgとなります。

 最近の成績では、妊娠前のBMIが標準型の女性では、妊娠中の体重増加が15kgまでは問題が少ないといわれていますので、ご安心ください。

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