母子衛生研究会からのお知らせ|公益財団法人母子衛生研究会"

入浴剤での転倒事故に気をつけて

2008年1月24日

入浴剤が入っているお風呂ですべって転倒し、ケガをした事故が国民生活センターに寄せられています。

ケガは骨折のほか、体を支えるためについた手足の靭帯を痛めるケースもあります。
(詳細は国民生活センターHP

<ケース1> 
子どもを抱えたまま入浴剤を入れた浴槽ですべり、大人が肋骨を骨折して3週間のケガ。幸い子どもにケガはなかった。
<ケース2>
ゼリー状になる入浴剤を入れた浴槽で妊娠5か月の女性が足をすべらせ、左足の靭帯を損傷。

国民生活センターの簡易テストによると、すべることに関する注意書きがある入浴剤は、ないものよりすべりやすい傾向にありました。さら湯と比較すると2倍前後すべるものが多く、中には極端にすべりやすいものも。
すべりやすくなる旨の注意は赤字で太く表示されていますが、パッケージ記載のみが多く、中には他の注意書きと同じ大きさ・色のものも。

使用方法に記載された量よりも多く使用すると、濃度が高くなりよりすべりやすくなります。また、使用したあとは、すべる成分が残らないように念入りな掃除も心がけたいものです。