母子衛生研究会からのお知らせ|公益財団法人母子衛生研究会"

スリング使用による事故について

2010年4月20日

スリング使用による事故が発生しています。

国民生活センターによると、2010年3月12日、CPSC(米国消費者製品安全委員会)が、スリングを使う場合の窒息の危険性について警告情報を発信しました。また、同日、Health canada(カナダ保健省)も、スリングを使用する際の転落や窒息事故に関して注意喚起しました。
また、スリングを使用した赤ちゃんの横抱きにより、股関節脱臼を起こす可能性があると指摘する医師の報告もあります。

国民生活センターでは、抱っこ紐等の利用に関して、次のようなアドバイスをしています。
 「赤ちゃんの気道をふさぐ状態にならないように注意し、顔色が見えるように抱っこする」
 「赤ちゃんの股関節脱臼を防ぐため股を開いた状態で抱っこする」
 「首がすわるまでは背当て、頭当てがあるものを選ぶ」
 「製品安全協会に認定された子守帯もあるので、選ぶときの参考にするとよい」
★詳細は国民生活センターのHPをご覧ください。

なお、インファンティーノのベビースリングが赤ちゃんの窒息死の原因となったとして、アメリカでリコールされています。日本でも売られていましたのでご注意ください。

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