母子衛生研究会からのお知らせ|公益財団法人母子衛生研究会"

熱中症に気をつけて

2010年7月29日

皆さんは何か暑さ対策していますか?

熱中症予防のポイントは「水分補給」と「暑さを避けること」です。
節電を意識するあまりに、熱中症予防を忘れてしまうことのないようご注意ください。
詳しくは「熱中症を防ぐために」をご覧ください(厚生労働省 PDF 2011年7月追記)

子どもは大人に比べて熱中症になるリスクが高いといわれています。
というのも、子どもは次のような特性をもっているからです。
  ●大人よりも背が低いので、地面の熱の影響を受けやすい
  ●体に占める水分の割合が大人より高く、脱水症状になりやすい
  ●体温を調節するからだの機能が未熟

以下は、環境省のページからの引用です。
詳しくは環境省の熱中症予防サイト熱中症保健マニュアル→「日常生活で起こる熱中症」(PDF)をご覧ください。

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【子どもの熱中症を防ぐポイント】

(1)子どもを十分に観察しましょう
子どもを観察したとき、顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇していると推察できるので、涼しい環境下で十分な休息を与えましょう。

(2)服装を選びましょう
小児は衣服の選択・着脱に関する十分な知識を身につけていません。そのため、保護者や指導者は放熱を促進する適切な服装を選択し、環境条件に応じてウェアの着脱を適切に指導しましょう。

(3)水をこまめに飲ませましょう

(4)日頃から暑さに慣れさせましょう
日頃から適度に外遊びを奨励し、暑熱順化を促進させましょう。

●気温が高い日に散歩などをする場合、身長の低い幼児は大人よりも危険な状態になります。その理由は晴天時には地面に近いほど気温が高くなるからです。
通常気温は1.5mの高さで測りますが、東京都心で気温が32.3度だった時、幼児の身長である50cmの高さでは35度を超えていました。また、さらに地面近くの5cmは36度以上になっていました。
大人が暑いと感じている時は、幼児はさらに高温の環境にいることになります。

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水分は早めに補給する、外では帽子をかぶるなど、気をつけたいですね。
妊婦さんも、ふだんからの水分補給が大事ですが、暑い夏はとくに水分を補給したいものです。


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