便秘編
うんちが毎日出なくても心配ありません。でも便秘の気になる症状には気をつけて。
どんな症状が心配なのかを知り、ケアしましょう。
便秘とは?
便秘の判断は「何日出ない」だけではなく、きげん良く過ごしているかどうかです。便が腸に長くたまっていると水分が吸収されて硬い便になります。2~3日に1回でも食欲があり、スムーズに排便するなら便秘とは考えずその子のペースだと思ってください。
ただし、便が硬くてスムーズに出なかったり、排便のときに痛みがあったりするときは長引かせないようケアをしましょう。
低月齢で母乳の赤ちゃんが便秘できげんが悪い、体重が増えないなどの症状があるときは、母乳が不足していることも考えられます。また、離乳食期に食物繊維の食品不足や水分不足による便秘なら、食事のメニューを変えてみましょう。
先天的な異常や病気が隠れていることも
まれですが、腸の形や機能に異常があって便秘になる赤ちゃんもいます。1週間以上の便秘が何度も続くときは、一度お医者さんを受診してください。
ホームケアでできること
■生活リズムを整える
- 母乳・ミルク(離乳食)は定期的に
- 夜のねんねの時間を決めて自律神経の働きを整える
- 食事はバランスよく
- 繊維が多いものや、乳酸菌類など便秘にいい食材を
■おしりの刺激
- 肛門をやさしく刺激する
- 綿棒浣腸・・・綿棒にベビーオイルをつけ1cmほど肛門にいれ、10秒ほどゆっくり回してから抜く
■マッサージ
- “の”の字マッサージ・・・おへそを中心に時計回りに手のひら全体で“の”の字を書くようにおなかをマッサージ。おなかが少しへこむくらい力をいれるとよい
- 足の前後運動・・・両足を持って、交互にゆっくりと前後する。自分で自由に体を動かせないねんねの赤ちゃんに効果的
- 腹ばいに・・・おなかへの刺激になります。上半身を起こせて、嫌がらない赤ちゃんに。
■便秘薬など
- 母乳・ミルク(離乳食)は定期的に
- 乳児用の便秘薬、マルツエキスを飲ませてみる
受診時のアドバイス
便のついたおむつを医師に見せると役に立ちます。便秘がいつ始まったか、回数、食欲、きげんなど、症状を伝えましょう。
便秘のときに考えられる病気
赤ちゃんのきげんが悪くないとき
- 繊維不足、水分不足などによる便秘が考えられます。生活を見直すなどのケアを。
- 便秘や硬いうんちが原因で、肛門が切れて真っ赤な血が出る「裂肛」が考えられます。食物繊維の多い食べ物を与え、おなかのマッサージもしてみて。
赤ちゃんのきげんが悪いとき
- 母乳不足が原因の便秘が考えられます。専門機関に相談し、ミルクを足すなどの対応を。
- 腸の中に腸の一部がもぐりこんで詰まってしまう腸重積症が考えられます。治療が遅れると腹膜炎などを起こしますので早めの対応を。突然泣き出したかと思うと泣きやむことを10~30分おきに繰り返します。
- ヒルシュスプルング病が考えられます。この病気では、腸の一部に神経細胞がないために、便を送り出せずがんこな便秘になります。5000人に1人ぐらいの割合で発症します。多くは生後1か月までに発見されます。