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発育・発達

Q. 生後9か月の早産児。足の太さや大きさ、体温に左右差があります。 (2012.7)

  • (妊娠週数・月齢)9か月

息子は在胎27週で生まれた早産児で現在9か月(修正6か月)、服用している薬があります。息子の足の体温が常に左右差があり、左足に比べると右足が冷たいです。3か月くらい前から、すわらせたり抱っこしたりすると右足が青っぽくなるときもありました。先日よく見ると、足の太さも微妙に違い、左足と比べて右足が小さいことに気づきました。何かの病気でしょうか?本人は毎日元気に過ごしていますが、今後足の左右差が大きくなり歩行などに異常が出てくるのではないかと心配です。医療機関にかかるときは何科を受診すればいいでしょうか? 発育は順調で首もすわり、寝返りもするようになりましたが、左回りが多いことも気になります。

回答者: 横田俊一郎先生

 片方の足の体温が低く、血行も悪いかもしれない、足の太さにも左右差がありそう、というご相談です。めずらしい事例だと思いますが、まずは小児科を受診して、ほんとうに異常があるかどうかを診ていただくのがよいでしょう。左右の足の血圧を測ってみる、ふくらはぎの周囲の長さを測ってみることで、実際に左右差があるかどうかがわかります。

 症状から考えると、冷たい方の足の血管に異常があり、血行が悪くなっているのではないかということをまず疑います。先天的に血管が細い、血管に炎症があって狭くなっている、などを考えます。しかし、血管の炎症を起こす病気は高齢者には少なくありませんが、小さな赤ちゃんにはまれなものです。

 このような疑いがあれば、血管に造影剤を流して写真を撮る検査が必要になるでしょう。一方、逆に太い方の足の深いところに血管腫やリンパ管腫があって、そちら側が太くなっているという可能性も否定はできません。この場合にはCTなどの検査で診断をつけることができます。

 また、足の左右差があるときには、先天性片側肥大という病気も考える必要があります。これは生まれつき身体の片側が大きいという病気で、原因はわかっていません。腕の大きさや顔にも左右差があることがあります。この場合には生活に支障をきたすような問題があれば、整形外科などで治療することになりますが、赤ちゃんのうちに治療を始める必要はないと思います。

 左回りが多いことが病気と関係あるかどうかはわかりません。発育も発達も良好なので急ぐ必要はありませんが、まずはかかりつけの小児科医に相談し、必要があれば専門的な医療機関を紹介していただくのがよいと思います。

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