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スキンケア・入浴

Q. 赤ちゃんの沐浴の基本と注意点を教えてください。 (2012.7)

  • (妊娠週数・月齢)0か月

赤ちゃんの沐浴について質問します。顔を洗うときに石けんを使う、使わない。頭を洗うときにはシャンプーを使う、使わない。入浴のときにガーゼを使う、使わない。耳を押さえたほうがよい、押さえなくてよいなど、さまざまな情報があって困っています。また、ベビーバスはいつまで使うべきなのかなど、赤ちゃんの沐浴の基本的な方法と注意点について教えてください。

回答者: 遠藤俊子先生

 産院から退院したあとの赤ちゃんの沐浴についてのご相談ですね。

 出産後入院中の沐浴はしない施設も多いのですが、退院前に赤ちゃんの沐浴の実技練習をしながら、助産師や看護師から留意点など聞く機会はありましたか。あるいは、パンフレットなどをいただいたかもしれません。方法には多少の違いがあると思いますが、沐浴の目的に適っていれば構いません。

 沐浴の目的は、①皮膚の清潔の保持です。赤ちゃんの皮膚の特徴は、大人よりも皮膚の皮脂や汗の分泌が多いこと、尿・便などの排せつ物などおむつの使用などで不潔になり、かぶれやすくなっていることです。こうしたことから、当然不快になりますので、②さっぱりと気分爽快になります。また、裸になって行うので、③全身観察の機会でもあります。

 洗浄剤は、皮膚の防御機能を司っている皮脂や角層を潤す成分まで一緒に取り去らないように、石けんより弱酸性で低刺激の洗浄剤を選択しましょう。

 それらのために、まずは裸にする前に熱を測ります。38度以上のときはストップしましょう。また、授乳後1時間以内もおっぱいを吐くことがあるのでやめましょう。次に裸にして、からだ全体の観察をしましょう。頭皮に湿疹などありませんか。頸や耳のうしろはどうでしょうか。わきの下や背中、胸腹部、そけい部(股の間)、陰部、膝の裏などが以外に見えにくいものです。

 浴槽につけるときは足からそっと入れて、まずは首までゆっくり浸けて「ああいい気持ち」と声かけをしましょう。

 頭を洗うには、石けんでもシャンプーでも構いません。結構皮脂分泌が多いので、ていねいに洗いましょう。ふけのような皮脂があるときは、入浴前にオリーブ油をつけて10分程おいてから洗髪するとほどよく取ることができます。耳は軽く押さえますが、無理に押さえる必要はありません。

 ひたいなども皮脂が多いときは、その部位を洗浄剤で丁寧に洗うことをお勧めします。

 首から下は石けんを手につけて皮膚のしわを伸ばすようにして洗ってください。洗うときも赤ちゃんに話しかけながら、お風呂を楽しめるようにしましょう。洗う場所の順番にはこだわらずともよいでしょう。最後には、お湯が汚れていたり、ぬるかったりしたら差し湯をしてください。

 夏場は日中たくさん汗をかいたときは石けんを使わない、いわゆる「行水(ぎょうずい)」でさっとお湯に入れることもよいですし、おむつかぶれのときは「臀部浴(でんぶよく)」といって、おしりだけお湯に浸かり、よく乾かすと皮膚のかぶれ予防に効果があります。

 ベビーバスを使用する期間ですが、おへそがとれてきれいになる時期までは大人と別の浴槽を使います。ですから、おおよそ1か月が目安でしょう。大人といっしょのお風呂は、お母さんひとりで入れる場合も多いので、お母さんの悪露が薄くなったころとも一致しますね。

 お母さんがひとりで赤ちゃんをお風呂に入れるのは、とても大変な作業です。

 お風呂の準備をして、風呂の戸を開けたあたりに赤ちゃんを寝かせて、お風呂上がりの準備をしておきます。お母さんが先に体を洗ってから赤ちゃん衣類を脱がせ、赤ちゃんの頭からからだまで洗い、いっしょに入浴して暖まったら、赤ちゃんを拭きながら更衣をします。次いで自分がもう一度お湯に入り、あがって更衣をして、赤ちゃんに母乳(水分)をあげるなどします。

 お父さんと2人で協力しあえると助かりますね。

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