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Q. 海外在住。出産のため帰国したが、生後1か月で長時間のフライトは危険ですか? (2007.2)

インドネシアに在住し、里帰り出産のため日本に帰国しました。出産後は子どものパスポートとビザが取れ次第、自宅に戻るつもりです。しかし、生後1か月の赤ちゃんを長距離フライトさせるのは健康上危険だと、周囲が反対しています。航空会社は生後8日から搭乗可能ですが、子どもにとってやはり負担が大きいことなのでしょうか。ご意見をお聞かせいただければと思います。

回答者: 多田裕先生

 生後1か月の赤ちゃんを連れて長旅をするとき、乗り物に長時間乗ることによる身体的な負担や安全性への配慮に加えて、赤ちゃんがゆったりと静かに寝られ、おっぱいやオムツなどのケアを安全に快適に行える環境かどうかをチェックすることが大切です。

 ご相談の場合は飛行機に長時間乗ることの気がかりですが、航空会社によれば機内の気圧は通常の80%ほどになるとのこと。これは強い台風に見舞われたときより若干低く、2000m級の山に登ったときと同程度の気圧です。健康な人であれば、また生後1か月の赤ちゃんでも呼吸器に特別な問題がなければ、とくに大きな負担を与える心配はないでしょう。飛行機が大きく揺れた場合の安全確保に注意すれば、飛行機に乗ること自体に大きな問題はないと思います。

 しかし、インドネシアまで8時間に及ぶフライトであることを考えると、安心しておっぱいを飲ませたり、安全にオムツを換えられるような場所があるかどうかや、お母さんご自身の体力が十分に回復したかどうかについても十分に考慮し、帰国の時期を決められるのが良いでしょう。

 そのためにも日本で産後1か月の健診を受けて、母体の回復と赤ちゃんの健康状態をチェックしていただいてから帰国したほうが良いと思います。その際、海外での育児の注意点などもあわせてうかがえればいいですね。

 また、インドネシアでの母子の医療や保健、福祉は日本と事情が異なるはずですから、あらかじめ十分に下調べしておき、帰国後すぐに始まる子育ての準備をしておかれることをお勧めします。

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