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歯とお口のケア

Q. 2歳女児。睡眠中の歯ぎしりが気がかりです (2009.3)

  • (妊娠週数・月齢)2歳

2歳の女の子ですが、睡眠中に歯ぎしりをします。共働きで保育園に通っており、親と離れている時間が長いせいでストレスが溜まっているのではないかとも感じています。大人のように大きな音をたてて「ギリギリ」と歯ぎしりをするわけではありませんが、歯がすり減ったり、歯並びに影響があるのではないかと心配しています。歯ぎしりを治す方法などがあれば教えてください。

回答者: 井上美津子先生

 子どもの歯ぎしりは、大人とは少し違った意味が考えられます。

 乳歯の生え始めのころは噛み遊びのひとつとして、歯ぎしりのような上下の歯をすりあわせる行為が見られやすいものです。これは、新しく生えてきた歯をどう使ったらいいかと試してみるような行動で、歯で咀しゃくするための前準備とも考えられます。新しく奥歯が生えてきたときも同様の行動が見られます。

 2歳ころは、ちょうどいちばん奥の乳臼歯が生えてくる時期なので、無意識にこのような歯ぎしりが続いているとも考えられます。

 ただ、睡眠中だけの歯ぎしりの場合は、眠りの深さや精神的な緊張と関連していることも考えられます。成人の歯ぎしりやくいしばりは、精神的緊張やストレスと関連しているといわれますが、小児では発育時期の一過性のものか、ストレスなどの原因によるものなのか、はっきりしていません。

 乳歯は噛み合わせの状態(もともと歯が直立しているため)から咬耗しやすく、とくに前歯はすり減りやすいため、歯ぎしりによって歯の高さが無くなってくることもあります。歯髄(神経の入っている部分)まで達しないうちに生えかわれば問題ないでしょうが、あまり早期にすり減ってしまう場合は、「シーネ」という歯をカバーするものを夜間つけてもらうことがあります(3歳過ぎないと無理ですが)。

 睡眠中の歯ぎしりのコントロールは難しいと思いますが、昼間の生活リズムを整え、外遊びなどでエネルギーを発散させて入眠をスムースにすることや、眠りにつくときにスキンシップを図って安心して眠れるようにするなどの対応がより良い眠りを誘い、歯ぎしりの軽減につながるものと思われます。安眠のため、寝室を暗く静かにしてあげるのもいいでしょう。

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