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妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など)

Q. 妊娠18週の初産婦。体重増加を適切に抑えるにはどうすればいいですか (2009.5)

  • (妊娠週数・月齢)妊娠5か月 (16〜19週)

妊娠18週の初産婦です。妊娠前のBMIは19.5です。妊娠4か月のはじめの段階で、妊娠前より2.5kg体重が増えていました。5か月後半のいまは5kg増えてしまいました。1日3食きちんと食べるようになって一気に増えてしまったのですが、食事量を減らすと空腹でがまんできません。運動は妊娠6か月まではしないように指示されています。このまま体重が増え続けてしまうと難産になったり、病気のリスクもあるのではないかと心配です。妊娠後期をどのように過ごせばいいでしょうか。

回答者: 遠藤俊子先生

 体重がいまの調子で増加することで、お産や赤ちゃんに影響するのではないかと心配していらっしゃるのですね。体重が増えることによるストレスや、体重をコントロールしなくてはならないという負担感は多くの妊婦さんが感じています。

 妊娠前のBMI(※)が18.5以上25.0未満の範囲内にある方の場合、妊娠全期間を通しての推奨体重増加量は7〜12kgであり、妊娠中期から末期の1週間あたりの推奨体重増加量は0.3kg〜0.5kgだといわれています。この範囲を超えると、一般には妊娠高血圧症候群、巨大児分娩、前期破水(分娩開始以前に卵膜が破れて破水すること)や帝王切開、分娩時の出血量過多などのリスクが高まるとされています。

 体重管理のポイントは、主に食事と運動です。食事に関しては「規則正しい食事」「朝食を抜かない」「バランスの良い食事」を心がけてください。食事の際、ひと口30回噛むようにしてみましょう。噛むことで唾液がたくさん分泌され、食事の消化吸収を助け、消化機能も高まります。また、噛むという運動により脳内物質セロトニンが分泌され、これによりストレス解消の効果もあります。さらに、満腹中枢は、食べはじめてから15〜20分で食べるのをやめるように指令を出すので、少量の食事でもゆっくり食べるほうが満腹感があります。

 最近の食生活として、朝食・昼食は軽く、夕食にボリュームの多い食事をとられる方も多いようですが、ボリュームを朝や昼に分散するとよいと思います。また、寝る前に食事をするとエネルギーをあまり消費しないままにからだに吸収されて蓄えられてしまうので、夕食は就寝3時間前には済ませるようにしましょう。

 運動に関しては、妊娠6か月までは妊婦体操や軽いストレッチ、散歩などから開始してみてはいかがでしょうか?それ以降は、とくに異常があって主治医から制限されていない限り、妊娠前から行っていた程度の運動なら差し支えありません。むしろ適度な運動は体重管理だけでなく、リフレッシュ効果もあります。お産や育児に備え十分基礎体力をつけましょう。

 ご相談者は3食きっちり食事ができており、体重コントロールに関して問題意識を持っておられます。また、今後は少しずつからだを動かしていい週数に入ってきますので、これからの生活次第で十分正常範囲内に体重コントロールをすることが可能だと思います。食事内容や食事量に関する具体的な栄養指導は、かかりつけの病医院などで実施していると思います。ぜひ一度、相談なさってください。

※BMI(Body Mass Index)
身長と体重の関係から人の体格(肥満度)を表す指数
計算式/体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

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