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病気・予防接種

Q. 3歳の長女から1歳の次女にさまざまな病気がうつります。予防法はありますか。 (2010.1)

  • (妊娠週数・月齢)1歳0か月

3歳と1歳の女の子の母親です。次女が生後1か月のときに肺炎で呼吸不全になりました。回復しましたが、この1年で熱性けいれんをはじめさまざまな病気に罹りました。私は予防に神経を尖らせて、看病と通院の毎日を送ってきました。長女が幼稚園に通っていて、さまざまな病気をもらってきては次女に感染してしまうという感じです。次女にうつさないようマスクや消毒に気を配り、別室で寝かせるなどして予防に努めるのですが、必ずうつってしまいます。すぐにマスクを外してしまう長女を叱ってばかりいるのもかわいそうで、私自身も疲れ果ててしまいました。次女に病気をうつさないためにできる予防法などがあれば教えてください。

回答者: 横田俊一郎先生

 感染症に罹りやすいお子さんは少なくありません。とくに集団生活の中で過ごす子どもは感染症の中で生活しているようなものですから、繰り返し罹ってしまいます。入園したての子どもは半年くらい次々と病気をして、ほとんど通園できないということも時々あります。「うちの子はどこかおかしくなってしまったのではないでしょうか」「何か重い病気でもあるのでしょうか」と心配して来院するお子さんはあとを絶ちません。上のお子さんが繰り返し病気になるのは仕方がありません。

 感染症、とくにかぜ症候群の原因となるウイルスは数百はあります。ひとつに罹れば他のウイルスにも免疫ができるというわけではありませんので、どうしても次々と罹ってしまうのです。しかし、感染症に罹るとその病原体には抵抗力ができてからだが覚えていますので、それ以降は罹らない、罹っても軽くすむということになります。かぜをひくことは、ある意味で予防接種をしているようなものなのです。

 ご質問のお子さんが生後1か月で肺炎から呼吸不全になったのは、RSウイルスによる細気管支炎だったのではないかと想像されます。比較的よくある病気で、家族からうつることが多いものです。熱性けいれんも子どもの7〜8%に見られます。確かに、子どもは3歳くらいまでは抵抗力が弱く、繰り返し病気になることもあります。しかし、免疫不全症として本格的な治療が必要になるお子さんは重い肺炎や中耳炎、肝臓に膿が溜まるなど、普通では見られないような重症の病気を繰り返すことがほとんどで、きわめて珍しいものです。

 予防はなかなか難しいのですが、「食べる」「寝る」「遊ぶ」という生活の基本をきちんとさせて体力をつけることが第一です。今回の新型インフルエンザの騒動でもわかりましたが、確かにマスクは有効です。しかし、家の中でまでマスクをさせているのは容易ではありません。手をよく洗い、換気をすることは感染の予防には役立ちますが、あまり神経質になり過ぎないほうがいいでしょう。

 子どもは単に病気をしないというだけでなく、のびのびと心も健康に育つことが大切です。あんなに病院へ来ていたのに小学校に入ったらほとんど顔を見せない……そんなお子さんが実際には多いものです。

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