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発育・発達

Q. 生後1か月半。泣くときにそり返り、母乳もよく吸えないなど脳性まひではないかと不安です。 (2011.1)

  • (妊娠週数・月齢)1か月

生後1か月半の男の子です。新生児期から泣く前などによくそり返り、足を突っ張ってバタバタします。ときどき、手足をピンと伸ばして力をこめます。母乳も出ているのにうまく吸えないのか、すぐに吸うのをやめてしまいます。哺乳びんだと飲みます。機嫌がいいとき、最近はキョロキョロと周囲を見渡したりしますが、生後1か月半になっても人をじっと見つめません。動くものを追視しますが、私の顔をじっと見つめることがなく、時折、目があったかなという程度です。こうしたことから、脳性まひなどの障害があるのではないかと不安でたまりません。出産時のトラブルはありませんでした。いつ、どんな症状があるとき病院を受診する必要がありますか。

回答者: 横田俊一郎先生

 生後間もない赤ちゃん、とくに一人目のお子さんでは心配なことがたくさん出てきます。ご質問はどれも比較的よく受けるものですが、ひとつずつ考えてみたいと思います。

 「足を突っ張る」「泣くときにそり返る」という動作は乳児期前半の赤ちゃんによく見られます。首を後ろにそり返し、とくに泣いたときなどにそれが強くなるという動作は、脳性まひのときに見られるものとして有名ですが、実は、脳性まひとは関係なく現れることのほうが多いのです。要は、「機嫌が良く普通にしているときもからだが硬い」「からだの一部が動かない」などの症状や、「引き起こすときにからだが棒のようになって起き上がってくる」などの症状があるかどうかが重要です。

 また、脳性まひの大部分は出生時に何らかの問題があることが多いので、何もトラブルがなかったのであれば、脳性まひである可能性は少ないといえます。

 哺乳びんだと飲めるのに母乳が上手に飲めないというのも、よくある心配事です。乳首の形などに問題があることもありますが、単に飲む技術が進歩していないということもあります。このようなときに哺乳びんにすっかり慣れてしまうと、母乳を嫌がるようになるのもよくあることです。母乳が出ているのであれば、授乳指導を受けるなどしてもう少し練習してみてはどうでしょうか。

 視力については追視があるということなので、問題はなさそうに思います。赤ちゃんが機嫌が良く落ち着いているときに、30cmくらいの距離に顔を置いてゆっくり動かしてゆくと、この月齢ではたいてい追視を確認することができます。しかし、視力はまだ十分には発達していませんので、私たちが見るようには見えていません。きっと、おぼろげに見えているという状態なのだと思います。ですから、生後1か月半であれば、しっかり見つめないのが異常とはいえないのです。

 赤ちゃんの心配事は、心配し出すとどんどん心配になることが多いものです。ひとりで悩んでいるだけでなく、助産師さん、保健師さん、小児科のお医者さんなどにゆっくり相談してみるのが心配解決の糸口になることが多いものです。

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