※プロフィールは2011年5月現在
多田 裕(東邦大学名誉教授)
東京大学医学部卒業、同大学医学系大学院卒業後、東京大学医学部附属病院、都立築地産院を経て東邦大学医学部新生児学教室教授。2004年退職東邦大学名誉教授。2005〜2009年 実践女子大学生活科学部食生活科学科教授
専門は新生児学、小児科学(未熟児学)、母子栄養学、小児保健学。
現在、日本未熟児新生児学会名誉会員、日本周産期学会名誉会員、日本周産期新生児医学会名誉会員、日本母性衛生学会功労会員などを務める。
研究面では「母子感染の実態解明と予防(B型肝炎ウイルス・成人T細胞ウイルス)」、「母乳とダイオキシン類汚染」、「周産期医療システム」、「プレネイタルビジット(出産前小児保健指導)」、「育児不安軽減と小児科医の役割」、「新生児の聴覚スクリーニング」などで厚労省研究班長などとして活躍。
優しい語り口の親身なアドバイスで、子育て中の若い親の信頼が厚い。
主な著書に 『新生児ハンドブック』(金原出版/共著)、『お母さんのあたたかい手当て』(家庭教育研究会/共著)、ほか多数。
中川恵一(東京大学医学部附属病院放射線科准教授)
1985年東京大学医学部医学科卒業、同年東京大学医学部放射線医学教室入局。東京大学医学部附属病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長。
専門は、放射線によるがん治療。高先端のテクノロジーを駆使した「人にやさしい」ガン治療をめざしている。
東日本大震災(3月11日)に際しては、同月15日から、twitteとブログによって、東大病院で放射線治療を担当する専門家(医師、原子力工学、理論物理、医学物理)がスクラムを組み、福島第一原発事故の放射能汚染に関する正しい医学的知識を提供して注目されている。
twitter 東大病院放射線治療チーム@team_nakagawa:
http://twitter.com/#!/team_nakagawa
ブログ team nakagawa http://tnakagawa.exblog.jp/
主な著書に『がんの練習帳』(新潮社)、『死を忘れた日本人』(朝日出版社)、『がんのひみつ』(朝日出版社)、『放射線のひみつ』(朝日出版社)など多数。
帆足暁子(ほあし子どものこころクリニック副院長)
大妻女子大学児童学科卒業。臨床心理士、幼稚園教諭、保育士。
専門は、乳幼児臨床心理、保育臨床、乳児保育。
臨床心理士としてクリニックにおける子育て相談や心理相談で、日々子どもや親と向き合う一方、幼稚 園教諭や保育士の資格を生かして、大学で、子どもと親を大切にできる保育者の養成に携わっている。また、大学卒業以来、子どもの思いやりの発達を研究し、 特に、思いやりの基盤となる「愛着」と「気持ちの共有」に焦点をあてた保育者向けの講演を全国で行っている。
主な著書 に『いっしょに考える家族支援』(明石書店/共著) 、『育てにくさに寄り添う支援マニュアル』(診断と治療社) 、『思いやりが育つ保育実践』(萌文書林/共著)、ほか多数。