母子衛生研究会からのお知らせ|公益財団法人母子衛生研究会"

乳幼児突然死症候群(SIDS)について

2022年11月 1日

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで元気だった赤ちゃんが窒息などの事故ではなく、眠っているあいだに突然、何の前ぶれもなく亡くなってしまう病気です。原因はわかっていません。
令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。

予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。

■1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせる
 ※あおむけに寝かせることは、睡眠中の窒息事故を防ぐうえでも有効です

■できるだけ母乳で育てる

■保護者等はたばこをやめる

心配しすぎる必要はありませんが、これらのポイントは心にとめておきましょう。

※SIDSは12月以降の冬期に発症しやすい傾向があり、厚生労働省は毎年11月を「乳幼児突然死対策強化月間」としています。SIDSの詳しい情報は厚生労働省HP「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」のページをご覧ください。