家族関係・夫婦・ママ友
Q. 生後9か月の孫がいる祖母。娘の子育てをどうサポートするといいでしょうか? (2026.8)
(妊娠週数・月齢)9か月
生後9か月の孫がいます。娘(孫の母)は、乳幼児突然死症候群か何かを怖がり、掛け布団は掛けずにスリーパー1枚で寝かせています。最近は暑くなってきましたが、寒かった時期も同様で、赤ちゃんが体調を崩すのではないかと心配です。「赤ちゃん用の軽い布団なのに怖がる必要はないんじゃない?」と娘に伝えても、話を聞こうとしません。息が止まると知らせるセンサーも付けています。
娘はやや過敏に子育てしているように見え、もっとリラックスして子育てできるようにしてあげたいと思うのですが、娘にどのように話をしたらいいでしょうか?
回答者: 市川香織先生
生後9か月のお子さんを育てている娘さんの子育てについて、お祖母様の立場から、もっとゆったりリラックスしてできるよう支援したいと思っていらっしゃるのですね。とくに、睡眠時に掛け布団を使用せずにスリーパー1枚で寝かせている様子に驚かれたのですね。
おっしゃる通り、掛け布団を掛けないのは、乳幼児突然死症候群や窒息事故の予防のためで、こども家庭庁からの呼びかけの中にも、睡眠中の窒息のリスクを減らす一つのポイントとして、1歳になるまでは掛け布団は使わず、スリーパーなどの着るものや空調で寒さを調整することが挙げられています。乳幼児突然死症候群は、元気だった赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう病気なので、娘さん(お母様)が過敏になってしまう気持ちもわかります。娘さんはとても一生懸命子育てをしていらっしゃるのですね。
それをそばで見ていらっしゃるお祖母様は、もっとリラックスして子育てを楽しんでほしいと思っていらっしゃるのですよね。いま、娘さんが良かれと思い、子どもの命にかかわる対策として行っていることについては、アドバイスしても、おそらく聞いてもらえないことでしょう。お布団については「いまはそうするんだね」と見守ってあげるのがよいでしょう。
そして、それ以外の育児でお手伝いできることはないかを聞いてあげるとよいのではないでしょうか。9か月ですと、つかまり立ちを始めたり、ハイハイなどで活発に動いたり、目が離せなくなってきますね。娘さんは、家庭内での赤ちゃんの事故についても気になっているのではないでしょうか。自宅や実家の中で、赤ちゃんの事故につながりかねないリスクはどこに潜んでいるかを一緒に考えて、一緒に対策をしてあげると、安心されることでしょう。
9か月の赤ちゃんの主な事故は、誤飲、転落、溺水です。タバコや薬、ボタン電池など誤飲しそうなものは子どもの手の届く範囲に置かない、階段などの転落防止対策をする、窓際やベランダに踏み台になりそうなものは置かない、お風呂場に数センチでも水が残っていたりしないようにするなど、お祖母様が率先して予防策をとってくれるだけで、娘さんの肩の荷が下りるかもしれません。そのうえで、「よくがんばっているね、一人で抱え込まなくてもいいんだよ、いつでも頼ってね」と言ってあげるとよいでしょう。もちろん、ほかの家族も巻き込んでみんなで子育てすることが大切です。責任感の強い素敵な娘さんですね。お祖母様も孫育てを楽しんでください!
