Part2 やってみよう! ~イラスト解説~
2.からだを使って遊ぼう!
日常生活によくある「からだを動かす遊び」は、実は、ことばの発達を促すことにつながっています。とくに「揺れ」「上下動」「触覚」「回転」「加速度」をともなう5つの遊びは、赤ちゃんの感覚を刺激し、脳を活発にします。
赤ちゃんがうれしそうにしているか、ママと視線を合わせるかなど赤ちゃんの反応を見ながら、からだに働きかける遊びをいっしょに楽しみましょう。
●上下動
お空からストン(歩き始めのころ~)
赤ちゃんのからだを手足で支え、左右に揺らしたり傾けたりして最後におなかの上にストン。
こうした上下動が脳の働きを活発にします。
ほかに「トランポリン」「たかいたかい」「階段をピョーン」(安全に注意して)など。
*赤ちゃんがこわがらないように、手を添えて。
●触覚
ふとんの上でコチョコチョ(1歳6か月ころ~)
ふとんの上でくすぐり遊び。人との接触に慣れるとともに、からだを動かし声を出して笑うことで、脳にさまざまな刺激が伝わります。
ほかに「ぎゅっと抱きしめる」「おでこをゴッツンコ」「お風呂でスキンシップ」など。
●揺れ
シーツでゆらゆら(おすわりのころ~)
ゆっくりゆらします。揺れる動きがバランス感覚を育てます。
ほかに「抱っこでゆらゆら」、大きくなったら「ぶらんこ」など。
●回転
いも虫ごろごろ(2歳ころ~)
楽しくリズムにのって。頭・首を支点にからだを回転させる動きで姿勢を保つ力も向上します。
ほかに「抱っこしてくるり」など。
●加速度
すべり台(1歳6か月ころ~)
上体のバランスがしっかりしてくると、速度に負けずすべることができるようになります。
加速度の刺激や視野の変化が平衡感覚を育てます。
ほかに「手押し車にのせてぴゅーん」など(スピードを出しすぎないように)
*後頭部を打たないよう大人がきちんと補助しましょう。