赤ちゃんのことばは、毎日の親子のやりとりや、ふれあいのなかから自然に育まれていきます。しかしそうはいっても、1歳6か月児健診などがきっかけで、うちの子は大丈夫?と不安になる親ごさんも少なくないようです。
日々の生活のなかで、赤ちゃんのことばはどのように育まれていくのでしょうか? また、赤ちゃんのことばの発達を促すためには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
指導:中川信子(子どもの発達支援を考えるSTの会代表/言語聴覚士)
イラスト:林やよい
Part1 赤ちゃんのお世話をしながら、遊びながら
1.まず、ことばの発達の法則を知ろう!
わかるのが先で言えるのはあと/伝えたい気持ち、意欲が大切/発達初期は個人差が大きい
・コラム「ことばの発達が遅れる要因」
・コラム「テレビに子守をさせないで」
2. 赤ちゃんと同じ興味を感じよう!
赤ちゃんの興味は視線でわかる/思いを表現する力を育む
3.赤ちゃんに語りかけよう!
お世話をしながら声をかける/ 赤ちゃんの働きかけに敏感に反応する
/赤ちゃんの興味に親が合わせる
・コラム「かかわり方の基本」
・コラム「ことばの発達を促す語りかけのポイント」
Part2 やってみよう! ~イラスト解説~
1.いっしょに体験しよう!
いっぱい歩こう/こんにちは、バイバイ/泥だんご
2.からだを使って遊ぼう!
・上下動「お空からストン」(歩き始めのころ)
・触覚 「ふとんの上でコチョコチョ」(1歳6か月ころ)
・揺れ 「シーツでゆらゆら」(おすわりのころ)
・回転 「いも虫ごろごろ」(2歳ころ)
・加速度「すべり台」(1歳6か月ころ)
★1歳以降の子どもとのコミュニケーションについては「イヤイヤ期を乗りきる! 年齢別 対応のヒント」も参考にしてください。