Part1 赤ちゃんのお世話をしながら、遊びながら
2.赤ちゃんと同じ興味を感じよう!
ことばの発達を促すために大切なのは、赤ちゃんが興味をもっていることに親が共感し、いっしょに見る、触れる、味わうことです。大人が選んだものの名前を教えたときよりも、赤ちゃんが注意を向けているものの名前を大人が言ってあげたほうが、はるかによくことばを覚えます。
赤ちゃんの興味は視線でわかる
赤ちゃんの視線は今、どこに向けられていますか?視線の先にあるものが注意を向けているものですから、それについてことばをかけてあげましょう。犬なら「ワンワンだね。小さくてかわいいね」と言ってあげると、自分が注目しているものが「ワンワン」という名前で、「小さい」「かわいい」という形容詞を知るきっかけにもなります。
思いを表現する力を育む
赤ちゃんの気持ちに寄り添うことばかけも大切です。例えば「おいしいね」「気持ちいいね」「さみしかったね」などです。赤ちゃんは自分が感じている気持ちを表すことばがあることを知り、自分の思いを表現する力につながります。