Part2 おなかの赤ちゃんは何してるのかな?
8.おなかの赤ちゃんの表情
~笑顔、泣き顔、しかめつら。表情豊かなおなかの赤ちゃん~
おなかの赤ちゃんが、しきりにからだを動かしているのと同じように、実は顔も、いろいろな表情をしています。
睡眠と関係の深い眼球の運動は妊娠15週くらいから、そしてまぶたができ、それがあくようになるのが24週ころ。そのころには、まるで赤ちゃんにも喜怒哀楽があるかのように思いこんでしまいそうなほど、いろいろな表情をみせてくれるようになります。
フッと笑ったような顔、みけんにしわをよせて怒っているような顔、もの思いにふけっているように、目をつむりちょっと口をあけたような表情、そして、大きく口をあけた泣き顔になっていることもあります(そのまま、「オギャー、オギャー」と声が聞こえてきそうなほどです)。
おなかの赤ちゃんに感情があって、悲しくてそういう表情をしているわけではないのでしょうが、生まれてからの準備として、顔の神経とか筋肉のメカニズムは、おなかにいるうちから整っていて、なんらかの刺激があると、そういう表情があらわれるのだと思われます。