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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2020年11月13日掲載

院長お墨付きの難産

いな
ひよちゃん 2020年5月生まれ

出産前に血圧が高くなってきてしまったので、出産予定日を過ぎたら陣痛促進剤を使用するという話になりました。入院1日目はバルーン処置。そして2日目から陣痛促進剤を使用しました。陣痛促進剤を使用してもなかなか効かない人がいるという説明を受けていましたが、やはりすぐに効き出産になるのではというイメージがありました。

陣痛促進剤初日はおなかの張りのみで終了。2日、3日、4日・・・、2日目以後もおなかの張りはありますが痛みは伴わずに終了し、まさかの一時退院になりました。陣痛促進剤3日目からは、出産できる気がしなくて精神的につらかったです。


そして退院した2日後にまた入院し、陣痛促進剤を使用。16時ころまで陣痛促進剤を使用し、夜にようやく痛みが少し出てきました。そして次の日もまた陣痛促進剤を使用し、11時ころから陣痛が始まり高位破水をしました。ただ、促進剤をやめたら陣痛が遠のいてしまいました。そして次の日の朝、赤ちゃんの心拍が下がり、助産師さんが全員駆けつける事態になりました。心拍はすぐに持ち直しましたが精神的に限界でした。

また陣痛促進剤を使用し、その日の夜にようやく子宮口全開に。いざ分娩になるもなかなか出産することができず、赤ちゃんの心拍が下がり院長に「早く出さないと赤ちゃんが危険」と怒られながら、なんとか吸引分娩で出産することができました。


助産師さんが言うには、「やはり最後まで他の人と比べると陣痛が弱かったので、よく出産できましたね」と言われました。赤ちゃんは無事でしたが、私は1600mLの大量出血で血圧急低下、点滴をたくさんつけられました。結局陣痛促進剤を7日間使用することになりましたが、私の産道が狭くて赤ちゃんが降りてこられなかったそうです。

プレママへのひとことメッセージ総合病院で産むのも安心要素の1つ
私が産んだ病院の院長が、体重増加について厳しいという話を聞いていました。7~10kgまでは増加しても大丈夫と言われ、体重管理に気を付けたところ、入院するまでは5kgの増加ですみました。ただ、入院して毎回ブドウ糖の点滴をしていたので、1週間で2kg太りました。院長には「産道が狭く、太りすぎて肉がついていたら経腟分娩はできなかった」と言われたので、体重管理に気を付けてよかったと思いました。 私は個人病院で産みましたが、娘の心拍低下や私の大量出血があったので、小児科医がいてや輸血ができる総合病院で産むのも安心要素の1つだなと思いました。

経産婦でも、不安は不安、痛いものは痛い!

さこ
すーちゃん 2020年9月生まれ

2020年9月12日、2人目の子どもの、元気な女の子を出産しました。39歳で1人目、42歳で2人目の高齢出産でした。1人目のときは、妊娠期間中も幸せオーラいっぱいでとにかく浮かれていました。夫と一緒にいく健診も、母親学級も初めてのことが新鮮で楽しい日々でした。3500gほど大きな赤ちゃんを安産で出産することができ、そのときの助産師さんからも、「とてもいい出産だったね、頑張りましたね」とほめられたので、成功体験のような気持ちでした。ただ、2人目の妊娠期間中は、上の子(イヤイヤ期の男の子)がいたので、とにかく毎日がせわしなく、しかも年明けから流行している新型コロナウイルスの影響で、気を揉みながらの妊娠出産となりました。とくに、つわりのときは、40代ということもあり流産の可能性を気にして、ナーバスな気持ちになっていました。心拍の確認がとれたとき、母子健康手帳を受け取ったとき、安定期に入ったときに、徐々に気持ちが安定してきました。


臨月に入り、「36週で子宮口が1cm開いてきていますね、2人目の経産婦だから早いかもね」と言われ、少し怖気づきました。「上の子が保育園のときや夫が仕事で不在のときに、陣痛や破水がきたらどうしよう・・・」「経産婦は陣痛からの進みが早いっていうけど大丈夫かな・・・」と、出産間近は本当にあれこれ不安になりました。おなかの赤ちゃんが気を利かせてくれたのか、リラックスしたのが良かったのか、夫が家にいる日の夕方から陣痛が始まりました。コロナで立ち会い出産ができないので、夫とは陣痛の合間の元気なうちに状況をやりとりし、上の子からの「ママ、頑張って」という動画のメッセージに元気をもらいました。


一人孤独と痛みに耐えつつ、分娩室に入ってからは数回のいきみで生まれたので、時間的には1人目のときより今回の方が短かったのですが、一人だったからかとても長く感じました。ただ、産科の先生、助産師さんに良くしていただき、夫ともこまめにメッセージや電話でやりとりをして、産後の入院生活も、情緒不安定にならずに健やかに過ごせました。ありがとうございました。


「経産婦だから」「経験しているから分かっているでしょう」と思われがちですが、すべてが大丈夫な訳ではなく、同じようには妊娠出産も進まないのだなと思いました。これからの育児もまた、1人目とは異なる子育てを、家族みんなで元気に楽しんでいこうと思います。

プレママへのひとことメッセージ初めてづくしの日々を恐れないで

「こんにちは赤ちゃん」の歌、出産を経験してからは特別な思いがあります。

妊娠してからは、気持ちもからだの変化も、初めてのことばかりで不安なことも多いと思います。おなかの赤ちゃんと一緒に、ママも生まれて一緒に育っていくのかなと思います。だから、初めてづくしの日々を恐れずに、ゆったり楽しんでいきましょうね。


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