赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・出産・子育て情報先輩ママの妊娠・出産体験記

先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2021年6月15日掲載

妊娠中期以降にまさかのトラブル

えり
はる 2020年5月生まれ

妊娠初期から血圧が少し高めだったものの順調に安定期を迎え6か月になったころ、仕事から帰ってきて寝ていると夜中に右腰背部に鈍痛が・・・。大丈夫かなと思いつつそのまま寝ようとしたところ、鈍痛が刺しこむような痛みに変わったのと同時に、吐き気と冷や汗が。明け方まで眠れませんでした。


産婦人科に行ったところ、もしかしたら腎臓に何かがあるかもしれないと言われ、そのまま泌尿器科へ。なんと腎臓が腫れているとのことでした。総合病院に行き詳しくMRIなどの検査をしたのですが、胎児が尿管を圧迫して腎臓に水が溜まって水腎症になっていました。痛み止めで出産まで頑張りましょうということになり、いつ来るかわからない痛みと戦いながら乗り切りました。


予定日前の最後の健診を終えた夜から陣痛が来て翌朝、産院へ。骨盤が狭くてこのままだと子どもが危ないということで帝王切開になりました。術後には血圧が高くなり1か月間、薬で治療をしました。問題の水腎症は産後、無事に治りました。


プレママへのひとことメッセージ生まれてくるわが子を楽しみに

妊娠中はマイナートラブルなど大変なこともあります。きっと、私みたいに水腎症になるプレママもいると思います。つらいし心が折れそうになると思いますが、いざ生まれてきたわが子を見ると、つらかった日々も忘れちゃうくらいかわいいのでそれを楽しみに頑張りましょう!


全前置胎盤での出産体験

メリ
げんちゃん 2019年8月生まれ

3番目の息子を妊娠中、15週のときにかかりつけの産婦人科で「前置胎盤の可能性があります。こちらでは分娩ができないため、総合病院に紹介状を書きます」と言われました。


18週で総合病院を受診しました。診察するとやはり前置胎盤との診断でした。先生からは「週数が大きくなるにつれて胎盤の位置が上に上がる可能性もあるよ」と説明されました。20週のとき、2度目の診察。NSTをすると結構な張りがありました。先生から「前置胎盤のリスクもあり、切迫早産なので緊急入院です」と急遽、入院。28週からはMFICU(母体・胎児集中治療管理室)へ移動になりました。MFICUは完全個室で面会も旦那さんのみ。


担当医から全前置胎盤のリスクについて説明がありました。全前置胎盤は胎盤が下にあり、赤ちゃんの通り道が完全にふさがっているため確実に帝王切開になること。いつ出血が起きてもおかしくなく、30~35週に出産する方が多いこと。そのため、赤ちゃんは未熟児になるのでNICUに入院になること。ほとんどが出血多量になるので自己血を貯蓄する必要があること。まれに出血が止まらず子宮全摘出になること。以上を説明されました。


そして、30週2日の早朝に尿意があり、トイレに行くと出血が止まらずナースコールを押しました。診察したときには、出血は止まっていましたが当直の先生の判断により緊急帝王切開が決まりました。手術室に移動し、局所麻酔をし、手術が開始されました。開始して数十分後・・・1,502gと小さい身体の、元気な声で泣く男の子を出産。あまり顔も見れず、すぐにNICUに連れて行かれました。


その後は、私の処置が行われたのですが、処置の途中で私は意識がなくなりました。目が覚めたのは次の日のお昼。人工呼吸器に繋がれた状態で声も出せず苦しかったです。看護師さんが気付いてくれ、救急の先生方で抜管してくれました。私はICUにいました・・・。ICUから産科病棟に移動し、先生から説明がありました。「まずはご出産おめでとうございます。今回の出産で出血が止まらず意識がなくなりましたので、全身麻酔に切り替えました。その後、輸血を行いましたがそれでも出血が止まりませんでした。そこで、子宮全摘出の手術を行い、再度、輸血を行いました」私は全前置胎盤がどれほど大変なものか思い知らされました。1,502gで生まれたわが子はNICUで2か月過ごし、無事退院しました。今では元気に走り回っています。


プレママへのひとことメッセージ皆様が無事出産されますように

妊娠・出産は人によってさまざまです。皆様が無事ご出産されることを願っております。



先輩ママの妊娠・出産体験記もくじへ