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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2022年12月15日掲載

後期まで続いたつわりと20時間を超えるお産

かに
あお 2022年10月生まれ

妊娠初期から、頭痛、吐き気、立ちくらみがあり、体温調節が困難となったり、食べられるものが限られてきたりと、つわりの症状がありました。

安定期に入ったら落ち着くだろうと思っていましたが、安定期に入ってもなかなか改善されないままの日々が続き、思うように日常を過ごすことができず、仕事を休むこともありました。

安定期が過ぎ、後期に入ればさすがに穏やかなマタニティ生活を送れると期待していましたが、後期に入ったころ、それまでとは異なるつわりの症状が現れました。

喉が詰まったような感じがしたり、胃が圧迫されることで胃のムカつきや逆流性食道炎の症状が出て、食べ物はゼリーや果物しか受け付けなくなり、貧血の症状も出てきて、体重がほとんど増えませんでした。腰痛にも悩まされました。

それでも週に一度の妊婦健診では、胎児は順調に成長していることが確認でき、毎回ほっとひと安心できたことで、前向きな気持ちを保って過ごすことができました。


そして出産予定日を過ぎた妊婦健診で、40週6日目にまだ出産していなかったら、陣痛促進剤使用のため入院となると医師から告げられました。

ちょうど40週6日目に日付が変わるころ、本陣痛が始まり、陣痛の間隔はあっという間に5分に。夜中2時ごろに産院に到着し、子宮口が8センチ開いているということで、そのまま陣痛室に入りました。

初めての陣痛の辛さに、いつこの状態を終えられるのか聞くと、助産師さんには「明け方には生まれている」、医師には「ここまできたら、あとはもう進みが早い」と励まされ、一人でなんとか陣痛を耐えていましたが、外が明るくなっても状況は変わりませんでした。

産院で朝食の提供を受けるころには、自宅での陣痛の辛さと比べると、なぜか楽になっているような気がしてきて、その状態のまま昼食が過ぎ、夕方になりました。

そのころ、助産師さんから陣痛が8分間隔まで開いており、子宮口の開きにも変化がないから動けるときはできる限り動いてと言われ、医師の診察では微弱陣痛との話がありました。

夜20時ごろ、状況が変わらないままだったため、結局陣痛促進剤を使用することが決定し、投与から約2時間、陣痛の本格的な辛さに耐え、22時過ぎにようやく子どもと対面できました。

微弱陣痛の間も痛みがないわけではなく、長時間にわたるお産に体力も気力も限界でしたが、子どもとの対面し、産声が聞こえた瞬間、辛さは吹き飛びました。


こうしてなんとか無事にお産を迎えました。

産後は、あれほど悩まされていたつわりの症状はすべてピタリとやみ、体調はめきめきと回復しました。

食欲も戻り、産前より食事の量が増えたように思います。今では、母乳育児のためにバランスのとれた食事を心がけて、好き嫌いなくなんでも食べることができています。

プレママへのひとことメッセージ子どもと対面できる日を楽しみに

つわりは人によって症状が異なり、長く続く場合もあり、辛い日もあるかもしれませんが、必ず治まる日が来ます。身体と心を労ってお過ごしください。

また、お産は体力と気力が重要です。しっかり栄養をとって運動して体力をつけ、陣痛や分娩のイメージトレーニングをしたり、幸せな子どもとの対面のことを考え、気持ちも整えておくと良いと思います。


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