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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。

2025年9月12日掲載

呼吸で乗り切った自然分娩

ヒナ0409
ぴょり 2024年12月

昨年12月末に初産を経験した、大阪府在住の新米ママです。

現在、娘は生後6か月となり、毎日慣れない育児に奮闘しながら過ごしています。


出産前に、多くの先輩ママや助産師さんから、「産前やお産そのものよりも、産後のほうがもっと大変。育児は終わりがなくずっと続くものだから」と聞いていました。

実際、経験してみて、その通りだと感じています。

ただ、それだけでもなく、お産をどう乗り切るかで、産後の自分の体調や育児に対しての向き合い方にも、少なからず影響してくるとも感じるようになりました。


元気に産後を過ごせているのも、産前にお産に活かせる呼吸を学び、お産のときにそれを実践できたことで、自分のイメージした安産につながったのではと思っています。


私は、予定日を過ぎても子宮口が開いておらず、先生の指導のもと、適度な運動(ウォーキング等)を強化していました。そして同時に、学んでいた産前ピラティス教室での呼吸法も意識していきました。

「しっかり鼻から吸って、口からできるだけ長く吐き出す」

これらを自宅で繰り返しながら、過ごしていました。

しかし、妊娠40週後半になっても、子宮口は開かず、陣痛も破水もなく、計画入院となりました。不安が募ります。

翌日からバルーン刺激、その翌日の朝から、促進剤を投与。

ついに激しい陣痛の波がやってきました。陣痛の一番苦しいところで、助産師さんの呼吸指導が入ります。そのとき、息をしっかり吸って、吐ききることで、痛みに耐えられるようになっていきました。


どんどん強くなる陣痛。分娩台にあがってからは足に痙攣が走ったものの、呼吸はしっかり続けていました。助産師さんは、「大丈夫、できていますよ」「その調子で。頭見えてきているからね」と、声をかけてくださいました。

呼吸をしっかりする(吐ききる)と、おなかの子が下りてくるのを実感できました。もうすぐ会える、ワクワクドキドキです。いきむのを数回繰り返したのち、最後の呼吸を吐ききったと同時に、わが子が出てきたのです。

カンガルー抱っこの瞬間、なんとも言えない感謝と感動の気持ちでいっぱいに。わが子の初めての面会に、涙が止まりませんでした。


不安のスタートでしたが、訓練していた呼吸でしっかりと乗り切れたことが、私にとっては達成感のあるお産経験となっており、育児にも前向きに取り組めているのだと思います。

プレママへのひとことメッセージ自分を信じて

どんなお産も終わりがきますので、大丈夫です。しっかりと呼吸を深くする練習をしておくと必ず役立ちます! 自分を信じてがんばってください。


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