よくわかる用語辞典 【子育て編】 カンの虫 (かんのむし) 気に入らないことがあるとキーキー叫んだりするような赤ちゃんのことを、昔の人は「カンの強い子」と呼びました。「カン」は「勘」ではなく「疳」と書きます。「疳の虫」は実際にはいませんが、そうしたキーキーは赤ちゃんの体にいる「虫」がさせているのだからイライラしないように……という昔の人の「子育ての知恵」と言えます(“疳の虫封じ”のお参りなどもあります)。現代なら「自己主張のはっきりした子」ととらえるとよいかもしれません。 よくわかる用語辞典トップへ