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よくわかる用語辞典 【子育て編】

股関節脱臼 (こかんせつだっきゅう)
大腿骨(太ももの骨)の頭はボールのような形で、骨盤にはまっています。股関節脱臼とは、この大腿骨の頭が骨盤から外れた状態。骨盤側にはボール部分を受け止める蓋(ふた)(臼蓋(きゅうがい))がありますが、この臼蓋の発育が未熟なために起こることが多く、女の子に多いといわれます。早く発見して治療することで改善します。乳幼児健康診査(乳児健診)で医師が股関節の動きを慎重に調べるのはこのためです。股関節脱臼は不適切な抱っこやおむつのあてかたもきっかけになるので、抱くときやおむつは両足をM字型にし、股を開かせます。以前、赤ちゃんの脱臼は「先天性股関節脱臼」と呼ばれましたが、こうした出生後の育児習慣によって生じていくことから、近年は「先天性」ではなく「発育性股関節形成不全」と呼ばれます。

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