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よくわかる用語辞典 【子育て編】

ビタミンK2シロップ (びたみんけーつーしろっぷ)
ビタミンKは出血したときに血液を固まらせる働きに関係があります。ビタミンKはおなかにいるときなかなか母体からもらいにくい成分で、また母乳中にはビタミンKがそれほど多く含まれていません。こうしたビタミンKの欠乏が理由で、まれですが生後すぐの赤ちゃんが、胃腸から出血を起こすことがあります(新生児メレナ)。また生後1~2か月のころ頭蓋内出血を起こす赤ちゃんもいます。これらは「ビタミンK欠乏性出血症」と呼ばれ、そのほとんどがビタミンK2シロップの適切な投与で予防できます。そのため、出生時・生後1週間(産科退院時)・1か月健診時の計3回、ビタミンK2シロップを飲ませています。完全母乳の赤ちゃんの場合は、その後も生後3か月までは週1回服薬することもあります。医師の指示通りに飲ませることがとても大切です。

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