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泣き・夜泣き・眠り

Q. 生後2週の赤ちゃんを育てている父親。泣かれるのが苦手です。 (2025.11)

  • (妊娠週数・月齢)0か月

生後2週間の女の子を育てている父親です。昼夜問わず赤ちゃんが泣くのですが、私は子どもの泣き声が苦手で仕方ありません。泣かれると焦ったりいらだったりしてしまい、ていねいにおむつ替えや授乳ができなくなります。育児自体は苦ではなく、泣き声だけが苦手です。妻は「ゆっくり慣れればいい」と言ってくれますが、何か問題が起きてからでは遅いと思い、不安です。解決法がありましたら教えてください。

回答者: 遠藤利彦先生

 一般論的に言えば、赤ちゃんの泣き声は、地震などの災害時の緊急アラーム音や救急車のサイレン音に匹敵するくらいの高い周波数であることが知られており、純粋に音響学的な意味で不快音だと言えます。その点からして、まずはもちろん個人差はあるにせよ、イライラを感じることは、誰にでもある半ば当たり前のことなのだという受け止め方をしていただければと思います。

 育児自体はお嫌いではないということですので、お子さんの泣きが少しでも弱まれば、また気持ちを落ち着かせて、きっとおむつ替えや授乳もていねいにしてあげることができるのでしょう。

 そこで、泣きを弱めるために何をすればよいかということですが、寝かせたままなだめるのではなく、お子さんを優しく抱っこして、かつしばらくゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんの抱き歩きが、赤ちゃんをリラックスさせ、泣きの低減につながることは、最近の数多くの研究の中で、科学的に検証されていることです。ヒト以外のラット、リス、ライオンなどの哺乳動物においても、お母さんが赤ちゃんを口にくわえて歩くと、赤ちゃんの泣きが高確率で止まったり、弱くなったりすることが明らかになっています。
 専門的には赤ちゃんの「輸送反応」と言ったりするのですが、ヒトを含め哺乳動物の赤ちゃんには、親子で外敵から逃れ、身を守ろうとする際に、泣きを控え、極力おとなしくなることで、親が自分を運びやすいように協力する仕組みが本能的に備わっているのだそうです。抱いて一緒に歩いてということで少し手間と時間はかかるかもしれませんが、ぜひ試みていただければと思います。