教育・保育
Q. 5歳の男児。保育園でカンチョーをしているそうです。 (2026.1)
- (妊娠週数・月齢)5歳
5歳の息子を育てています。息子は以前から人間関係のトラブルが多く、お友だちへちょっかいを出して嫌がられたり、遊びのルールが理解できず、ゲームの途中から参加したがって断られたりしています。そして5歳になったころから性に目覚めたのか、家族にカンチョーをしたり、私の胸を触ったり、妹のおむつ替えをのぞきこんだりすることが出てきました。家では『いいタッチわるいタッチ』の絵本を読んだり、プライベートゾーンの話をしたりしています。しかし、先日保育園で先生や女の子のお友だちにカンチョーをしていると聞き、困ってしまいました。どうすれば息子にわかってもらえるでしょうか。
回答者: 遠藤利彦先生
子どもが禁じられていることを何回も繰り返してしまうのは、一つには、それをしたときの周囲の大人のいつもとは違う反応を心のどこかで楽しんでいるところがあるからです。大人はしっかり叱っているつもりでも、子どもからすると、大人の表情や言動から、どこかで許してもらえるような雰囲気を感じ取っているのかもしれません。
その意味では、子どもが何かダメなことをしたときには、とにかくぶれることなく、毎回、常に一貫して、真顔で子どもの目を直視して、かつ言葉に力を込めて、大人の「本気度」を伝え続けることが大切です。絶対してはいけないことに関しては、決して甘えを許してはいけないのです。
また、家庭内、あるいは家庭と園で、大人によって対応が異なることがないよう、子どもに関わる大人同士でしっかりとコミュニケーションをとって、子どもに密に関わる複数の大人が、いつも同じ態度で接し続けることも重要かと思います。
子どもの社会的ルールの効果的な獲得には、子どもに接する大人の側の、決して行き当たりばったりではない、一貫した姿勢が絶対的に必要なのです。成果が表れるまで、少し時間はかかるかもしれませんが、こうした基本を貫くことを考えていただければと切に願うものです。