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子どものこころを育てる

おわりに

『子育ては損か?』
これは、ある本のタイトルです。
子育ては損か得かをめぐって、親となった人はもちろん、
子どものいない人、シングルの人などたくさんの声が掲載されていました。
「損か得か」で議論するようなことではないはずですが、
そう感じざるを得ない状況に、多くの人があるということなのでしょう。
「子どもという価値」を、一人ひとりが、
また社会全体が考えなければいけない時代であるということです。
いろいろな選択肢がある中で、産んだということをどう受け止めるのか。
産むということ、産めるということ、育てること、
ひとりの人間の成長に立ち会うことの意味を、考えてみましょう。

でも、そんなに難しく考えないでください。
多くのお母さん、そしてお父さんも精一杯、子育てをしています。
皆さんががんばっていることは、赤ちゃんをみればわかるでしょう。
赤ちゃんは、うれしそうに、楽しそうに笑っていますか?
あなたは1日1回は、お子さんとそして夫婦で大きな声で笑いあっていますか?
お母さん、お父さん、あなた自身はいま幸せですか?

親と子は、共に育ちあう関係です。
子どもは失敗をくり返しながら発達していきます。
親も、失敗をくり返しながら、成長していくはずです。

長い長い80年の人生です。
親も子も、ゆっくりと自分を育てていきましょう。
それぞれの人生の主人公となって、大きな花を咲かせましょう。