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食事と栄養・離乳食

Q. 1歳10か月の娘の偏食に怒りをぶつけてしまいます。どう対応すればいいですか。 (2014.7)

  • (妊娠週数・月齢)1歳7〜11か月

1歳10か月。娘の偏食と、そのことへの自分の気持ちに悩んでいます。離乳食の頃から1か月ごとくらいに食べなくなる時期があります。最近では自分の好物を欲しがり、ごはんやおかずを口に入れても少し噛んで吐き出すことが多いです。食べない物はまったく口をつけずに捨てたりもします。そうされるととても腹が立ち、暴言を吐いたり音を立てたり、娘が怖がって泣くまで、怒りをぶつけないと気が済みません。また、その後おやつを欲しがると「さっきベエしたのに!」などと、再び怒りをぶつけてしまいます。バランスのとれた食事をと思っていますが、こういう時期には本人が喜ぶ物だけを与えてもいいのでしょうか。最近は、娘が「ごはん嫌い、ベエ」などと言い、毎回の食事が憂鬱です。自分自身、小さい頃には食が細く、母に怒鳴られて食べていました。とても嫌だったのに、食事を残すこと・好き嫌いすることに異常な嫌悪感があり、娘にも同じようにしてしまいます。この時期の偏食への上手な対応の仕方について教えてください。

回答者: 太田百合子先生

 毎食ごとに1、2歳児の子どもの食事に大人が「きちんと」「まじめ」に付き合うのは大変です。ご相談の内容は、この時期の特徴的な食べ方そのものです。咀しゃくや味覚の発達が未熟なために食べづらいものが多いことや、成長とともに「嫌いなものは嫌い」と感情もはっきりしてきます。

 単純に本人が喜ぶものだけを与えてもいいとは言い切れませんが、「ごはんやうどんばかり食べて野菜は食べない」「納豆が好きで納豆を食べるまでは他のものに手を付けない」「バナナばかり食べる」などもよくあることです。食事全体を1週間単位で考えて、ある程度バランスがとれていれば大丈夫、と思ってください。

 そして、食事の量や質を調整するためにおやつがありますから、おにぎりやパン、乳製品、いも類のほか、子ども用のお菓子などを組み合わせてあげましょう。

 偏食の対応は、まず生活リズムを整えることを基本に、食べやすい味つけにしたり、とろみをつけてあげたり、まわりの人がおいしそうに食べる様子を見せたりすることなどです。そして、簡単なお手伝いをしてもらったり、食べられるように励ましたりほめることも大切です。

 しかし、こうしたことを試したからといって、すぐに改善などは見られないものです。楽しい食卓の連続からあるとき急に食べたりするものなので、結果を急がず長い目で見守るようにしましょう。

 どんなお母さんでも疲れていたり悩んでいたりすると気持ちに余裕がなくなります。母と子が1対1でとる食事は、お互いにつらくなることもあるでしょう。たとえば、支援センターや児童館など子どもが集まる場所で食事を一緒にする、祖父母や友人と一緒に食べるなどもよいと思います。保育所では、予約制で、他の子どもたちと一緒に給食を食べられるところもあるので問い合わせてみるといいでしょう。

 この頃の子どもは、叱られても意味などはわかりませんし、バランスよく食べることができない時期でもあります。この時期は自分が思っているように食べてくれなくても、苦しまないようにしましょう。

 むしろ、子どもが食卓にいたくなるような楽しい環境をつくれるよう工夫してください。

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