赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー病気・予防接種

病気・予防接種

Q. 4歳。かぜによる鼻水などがひどく、耳鼻科でアデノイド肥大を指摘されました。 (2015.4)

  • (妊娠週数・月齢)4歳

4歳の女の子です。先日、かぜをひき、くしゃみ、鼻水とのどが詰まるようなので受診しました。最近は、鼻水と、のどが詰まる症状がひどいです。うがいもさせますが、なかなかすっきりしません。受診の際に、いびき、おねしょ、無呼吸などについて問診があり、以下のように伝えました。
1、かぜをひいているときだけ、いびきをかく
2、おねしょは時々あり、おむつをつけて寝る
3、無呼吸ははっきりわからない
 X線撮影でアデノイドの肥大を指摘され、手術を勧められました。しかし、幼少での手術には不安もあり、成長すれば改善するのではという期待もあります。どう判断すればいいでしょうか。

回答者: 横田俊一郎先生

 口蓋扁桃の肥大やアデノイド増殖症の治療の必要性については、小児科の外来で患者さんからよく相談を受けます。

 アデノイドはのどの奥の上方、鼻の奥にある扁桃組織で、アデノイドが大きいと乳幼児では次のような症状や病気を起こします。
(1)鼻詰まりといびき、アデノイド顔貌(口をポカンと開けている)
(2)難治性の滲出性中耳炎
(3)睡眠時無呼吸(朝機嫌が悪い、日中の眠気)
 睡眠時無呼吸で全身に影響が出ると、夜驚症や夜尿症、胸郭の形の異常なども引き起こすといわれていますが、これらの症状は睡眠時無呼吸とは関係なく生じることも多いので、関連性については慎重に考えてみる必要があります。

 アデノイドは6〜7歳で大きさのピークを迎え、その後は思春期後半までに次第に小さくなっていきますが、幼児期にこれらの症状で日常生活に影響が出るようなことがあれば、自然退縮を待つのではなく、早期に手術治療を行うのがよいと思います。

 扁桃組織を早く取ると免疫に問題が生じるのではないかとよく心配されますが、扁桃組織は全身にありますので、2歳を過ぎればアデノイドを摘出しても全身的な問題が起こることはありません。また、手術についても1週間程度の入院が必要ですが、とくに危険性が高いということもありません。

 ご相談のお子さんについては、いつから症状があるのか、また日常でどれくらい困ることがあるのかをはっきりさせておくことが必要だと思います。かぜをひいていないときにはいびきがなく、無呼吸もはっきりしないのであれば、手術を急ぐ必要はなく、もう少し経過を見ていても大丈夫ではないでしょうか。しかし、ご質問の内容だけでは状況が正確にはわかりませんので、詳しいことは事情をよく知っている担当の耳鼻咽喉科の先生と相談してみてください。

 なお、口蓋扁桃やアデノイドについては私の2013年1月の回答も参考にしてください。

2か国語併記 外国語母子健康手帳ほか母子保健関係者向け教材販売 インターネット相談室は母子保健事業団の協賛により運営しています。