赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー食事と栄養・離乳食

食事と栄養・離乳食

Q. 生後4か月。ミルクを拒否しますが、離乳食は早すぎますか。 (2016.1)

  • (妊娠週数・月齢)4か月

生後4か月になりますが、最近、ミルクを拒否して泣き続けることがよくあります。機嫌のいいときは140〜160mlをゴクゴク飲みますが、嫌がることのほうが多いです。生まれてから混合栄養で、寝る前と起床後に母乳だけのときがあるくらいで、ずっとミルクを足しています。よだれも多く、モグモグすることがあるので、少しずつ離乳食を始めようかとも思うのですが、まだ早すぎるでしょうか? お茶は生後1か月から飲ませています。最近になって、ぶどうなどの果物を直接吸わせているのですが問題はありません。首はほとんどすわっており、ベビーソファにひとりでも座れます。

回答者: 太田百合子先生

 離乳食を開始する場合は、首がすわり、支えれば座ることができること、モグモグする様子が見られることなどが発達の目安になります。お子さんの場合は、これらの発達が整っているので試してみてもいいかもしれません。

 消化機能は、なめらかにすりつぶしたおかゆや野菜、いも類から始めて、食べさせた後に下痢などの症状がなければ進めることができます。

 食べさせ方はスプーンを下唇にのせ、押し出す様子があまりなく嫌がらなければ始めてみてもいいでしょう。離乳食をうまく取り込むことができないようなら、まだ早過ぎるので母乳やミルクだけに戻してください。

 少し気になるのは、ぶどうなどの果物を直接吸わせていることです。果物は甘くておいしいので、それに比べるとミルクの味は薄くて甘くないと感じてしまうことがあり、ミルクを嫌がるようになることもあります。しばらくは果物をやめてみて、ミルクの量が戻るかどうか見てみましょう。

 また、4か月頃は満腹感がわかるようになるので、一時的に飲む量が減ることもあります。これは赤ちゃんが成長している証拠ですから、飲む量が少なくても体重が減らなければ心配することはありません。食欲が出てくるまでは、授乳間隔が5時間くらいあいても、おなかが空く様子が見られるまで待ってみてください。大人が焦ると飲むときだけ機嫌が悪くなるので、拒否したら切り上げたほうがいいでしょう。

 ミルクと離乳食の量のバランスについては、成長曲線で順調に発育しているかどうかを確認することが大切です。定期的に医師に相談してみましょう。