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病気・予防接種

Q. 出産後、問題なく退院。10日過ぎてから赤ちゃんに黄疸が出てきた場合、どんな原因が考えられますか? (2018.10)

  • (妊娠週数・月齢)0か月

生まれて18日の新生児です。入院中の、黄疸に関する検査では、最高でもミノルタ値9.1で、とくに問題なく、母子ともに退院しました。生後10日を過ぎたあたりから徐々に黄疸が強くなっているように感じ、本日、出産した病院の小児科を受診したところ、19と数値が高く、子どものみ入院し、光線療法となりました。完母で母乳の飲みはよく、現在までの体重増加は、約25g/日、便のチャートは4番です。出産直後の黄疸の数値が問題なく退院できた場合、血液型での黄疸、胆道閉鎖症や肝炎の可能性は低く、母乳性黄疸と考えてよいのでしょうか?なにかほかに病気が考えられるのでしょうか?ちなみに私の血液型はO型です。

回答者: 板橋家頭夫先生

 黄疸はビリルビンが増加することによって出現します。ビリルビンには間接ビリルビンと直接ビリルビンがあり、新生児にみられる黄疸の多くは間接ビリルビンが増加することによるものです。お子さんの全身状態や便の色、体重増加などから最も考えられるのは母乳性黄疸と思われます。

 血液型不適合では、一般に黄疸は産科入院中に早期に出現することがしばしばです。しかし、この時期であっても念のため溶血性黄疸を鑑別するために直接クームス試験を行うこともあります。その他、赤血球の形態の異常として、球状赤血球症やジルベール症候群(前児に黄疸が強かった場合に疑われます)、先天性代謝異常症なども鑑別にあげられますが、これらは比較的まれです。いずれにせよ、これらの黄疸のタイプとしては、間接ビリルビンが上昇します。

 一方、胆道閉鎖症や新生児肝炎では、直接ビリルビンが上昇しますので、再入院時の簡単な血液検査で、どのタイプのビリルビンが上昇しているのかは簡単に判明します。ここにあげたような疾患が否定できれば、母乳性黄疸の可能性が最も高いということになります。

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