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おしっこ・うんち・おむつ

Q. 紙おむつを使っているためか、5か月の孫はおむつが汚れても泣きません。 (2014.8)

  • (妊娠週数・月齢)5か月

生後5か月になる孫のおむつについて相談します。新生児のときから紙おむつを使っていたためだと思うのですが、おむつが汚れても泣きません。おしっこが出ても泣かないのは濡れた感覚がないから無理ないとも思いますが、うんちをしても泣かないので心配です。紙おむつを使っているとおむつはずれが遅くなるといいますが、このまま使い続けていいのでしょうか。それともやはり、「紙おむつは外出時だけ」などとし、自宅では布おむつを使うほうがいいのでしょうか。

回答者: 遠藤俊子先生

 生後5か月のお孫さんはほんとうにかわいいでしょう。首がすわり、にこにこしていますし、キラキラした瞳であちこち見渡し、大人たちをひきつけます。

 最近は子育て中のお母さんからも、環境問題(ゴミ問題)や子どもの発達の面から、布おむつを使用したほうがよいかと相談されることがあります。結論から申しあげれば、布おむつにするか紙おむつにするかは、育児をする方の時間や住環境などで決めていただくのでよいと思います。どちらか一方にすることもなく、季節や生活、赤ちゃんの状況に応じて組み合わせて使用することをお勧めしています。

 今回のご質問についてお伝えしたいのは、生後間もない赤ちゃんは、昼夜を問わず尿の回数が多く、1日20回ほどにもなることです。そのため育児にあたる保護者は、授乳の前後の機会などに替えていくことになります。もちろん、授乳時以外にも、赤ちゃんが泣くと「おっぱいかな? おむつかな? だっこかな?」と考えますし、触ってみたらおむつが汚れていた、というときもあります。生後6か月くらいまでは尿を溜めておく膀胱が小さいうえ、少し溜まると出てしまいます。便も同様に直腸まで運ばれると出てしまいます。

 こんな状態ですので、おむつ交換を怠るとおむつかぶれになってしまうのですが、5か月の赤ちゃんがおむつが汚れているのを泣いて教えることは、あまりないように思います。

 しかし、その後は徐々に膀胱の容量も増え、夜間にまとまって睡眠をとれるようになると、寝ている時間の尿の生産を抑えるホルモンの作用もあり、尿は1回あたりの量が増えて回数は10回程度に減ってきます。

 また、1歳半くらいから2歳頃には、神経系の発達が進んで大脳が尿意を感じるようになるので、排尿後におむつやパンツを気にするようになります。
 それまでの間に布おむつにするか、紙おむつにするかは、育児をする方の状況で決めていただければよいと思います。実際には、両方を上手に使うのがよいかなと思っています。

 最近は、「おむつなし育児」という育児行動もあります。これは、なるべく赤ちゃんの排泄機能を妨げず発達促進をすることや、地球環境の「持続可能な開発」に取り組むという理念で行われています。このことはとても大事なことです。だからといって、洗濯物の山に埋もれた住環境や、時間の捻出ができなくなってイライラが募るのは避けたいと思っています。

 紙おむつの便利さは捨てがたいものですし、妊娠中に布おむつを縫ったり、赤ちゃんの成長を感じながら汚れたおむつを洗ったり、たたんだりするのも意外に楽しいものです。お孫さんの育児に、お母さんと一緒に協力していただければうれしいです。

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