赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー妊娠中のきがかり(生活)

妊娠中のきがかり(生活)

Q. 第二子妊娠中。第一子出産後に乳腺炎を経験。予防法を教えてください。 (2008.4)

  • (妊娠週数・月齢)妊娠6か月 (20〜23週)

まもなく第二子の妊娠6か月目に入る妊婦です。上の子を出産したとき、産後20日目で乳腺炎が悪化してしまい左のおっぱいを切開する手術をしました。それ以降は母乳をやめて、ミルクで育てました。今回も乳腺炎になるのではないかと不安です。現在、右の乳輪は柔らかいのに左の乳輪あたりが硬いです。母乳が十分出るだろうか、赤ちゃんが乳首にちゃんと吸いつくことができるだろうかと心配しています。乳腺炎になったのも、乳首が扁平でおっぱいが大きくになるにつれて平らになってしまったことが一因でした。妊娠中にできる乳腺炎の予防法や、おっぱいの手入れ法などがあればご指導ください。

回答者: 遠藤俊子先生

 前回のお産後20日ほどで乳腺炎になられて切開し、母乳をあきらめたご経験があるのですね。お辛かったことと思います。

 乳腺炎になる産婦さんがどのくらいかというと、約20〜25%もいらっしゃるとか。誰でもなってしまう可能性が大きいことがわかりますね。たいてい6週間以内に起こることが多いのですが、授乳中ならいつでも起こる可能性があります。

 「乳腺炎」とは、いったいどんなものでしょうか? 乳腺炎というくらいですから炎症なのですが、必ずしも細菌感染をともなうものではありません。乳房が緊満し、乳管がつまり(閉塞し)、発赤、痛み(疼痛)、熱感があれば生じてきます。 最初に「うつ乳」の状態になったとき、張った乳輪の部分が柔らかくなる程度に数回ピュピュと軽く圧乳するだけで乳腺炎の予防ができます。チクチク痛むときも、どこかに詰まりがあるので赤ちゃんにがんばって吸ってもらいましょう。

・乳腺炎の要因
☆授乳回数が少ない、あるいは時間授乳、授乳を飛ばしてしまう 
☆赤ちゃんの吸いつきがうまくできず、効果的に飲みとることができない
☆乳頭に傷があり感染が起きる
☆母親あるいは子どもの病気
☆乳汁の過剰分泌
☆乳管や乳管の閉塞、乳房への過剰圧迫(きついブラジャー)
☆高脂肪、高たんぱく質の食事
☆母親のストレス・疲労

・治療
 乳腺炎の治療の基本は、赤ちゃんにさまざまな角度から吸ってもらうことです。また、がんばりすぎのサインですから、からだを休める工夫をしましょう。ただし、おっぱいをやめるということではありません。それでも発熱や疼痛をもったら、助産師あるいは産科医に診てもらいましょう。

・予防
 ご相談の場合、母乳分泌の良いお母様なのだと思います。出産予定の病医院の助産師さんに前回のことをお話ししてください。妊娠や出産が普通の経過でしたら、出産後からなるべく自律授乳方式で、直接母乳を与えることで予防が可能と思われます。また、張らないうちに授乳を開始すると扁平乳頭の方は吸わせやすくなります。

 また、乳管を詰まらせるのは脂肪のかたまりです。極端に脂っこいものは控え、バランスの良い食事を心がけることが大事です。食事は、妊娠中からも準備できることですね。

 前回、乳腺炎になったからといって今回もなるとは限りません。2人目の育児は、少し余裕ができます。そんなことから乳腺炎も予防できると思います。

インターネット相談室が本になりました!詳しくは妊娠・育児の応援ショップ 本の楽育まんてん堂へ。powered by 母子保健事業団 インターネット相談室は母子保健事業団の協賛により運営しています。