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Q. 生後1か月。新生児期から縦抱きができる抱っこ紐を使っても大丈夫? (2008.5)

  • (妊娠週数・月齢)1か月

新生児期から縦抱きができるという抱っこ紐を購入しました。母親には「首のすわらないうちはあまり縦抱きにしないほうがよい」と言われ、不安になりました。現在、生後1か月半で首はまだすわっていません。縦抱き用の抱っこ紐は、まだ使用しないほうがいいのでしょうか。

回答者: 遠藤俊子先生

 抱っこ紐は最近すごく流行っており、各メーカーがこぞって工夫して、いろいろなものが売られていますね。お母さま方がとてもおしゃれに、楽しく子育てされている様子を垣間見ることができて、こちらも楽しい気持ちになります。

 赤ちゃんの抱っこやおんぶは、抱っこやおんぶをする人(大方はお母さんかもしれませんが、最近はお父さんもよく見かけます。でも、昔の子守り歌や絵本のような長姉・兄はあまり見ないな〜)と、赤ちゃんの接触面が多くてスキンシップが十分図れるうえ、暖かく、匂いも感じ合えることから、きっと双方に人間の相互作用のようなものが働いて、良い効果があるのでしょう。

 さて、赤ちゃんの頸のすわり(定頸)についてですが、生後3か月で75%、4か月で97%くらいといわれています。生後3か月くらいまでは、赤ちゃんの解剖学的特長として、身体に比べて頭が大きく、頸部の筋肉が未発達のため、頭頸部がグラグラして怖い感覚があります。

 もちろん、新生児でも排気(ゲップ)のときなど、縦抱きにして背中をトントンとたたきます。このときはお尻と頸を固定して行いますし、ぐずったときは縦抱きであやしたほうがおとなしくなるのを体験的に感じて、頸の後ろとお尻を両手で固定して縦抱きをしていると思います。

 そのほか、用事や外出などで片方だけでも手をあけたいときは横抱きになる抱っこ紐を使っているかもしれませんが、これについては、股関節脱臼の心配をする方もいるようです。

 縦抱き、横抱きいずれもエビデンスは明らかではありません。しかし可能な限り、生後3か月くらいまでは、赤ちゃんを横抱きにして頭を上にし、股の間にお母さんの腕を差し入れる基本の抱き方が良いでしょう。実際に生活の中では、縦抱きや横抱きも含めて、いろいろとされていると思います。どうしても使用しなければならない場合は、頸がグラグラしないようにガードのついたものや安全なものを使用しましょう。

 抱っこ紐を使用して困ったこと、気になったこととして、お母さんの肩や腰の負担、赤ちゃんが不安定で落ちそうになる心配のほか、赤ちゃんの身体にくいこんで痛そう、跡が残る、紫になった、ぐったりしたなどが挙げられています。対象月齢や安全性を考えて選択してください。

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