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発育・発達

Q. 生後11か月。乳幼児健診で運動発達遅延を指摘されました (2008.10)

  • (妊娠週数・月齢)11か月

まもなく生後11か月ですが、まだおすわりが数秒〜数十秒しかできません。健診で、運動発達遅延だと言われましたが、どう育てればいいのかわからず不安です。発育や発達に何か問題があるのでしょうか。その場合、医療機関を受診する必要はあるのでしょうか。親として、何かできることや注意することなどがあれば教えてください。首すわりも4〜5か月くらいで遅かったように思います。

回答者: 横田俊一郎先生

 満期産で生まれたお子さんは、5か月ころになると腰を支えるとすわれるようになり、6か月では両手を前について背中を丸くしてすわれるようになります。7か月になると両手を離して背中を伸ばしてすわれるようになり、8か月になれば身体をねじって横のものが自由に手で取れるようになります。

 ですから、11か月でおすわりがしっかりできないのは確かに運動発達の遅れといえると思います。しかし、これが何か病気によるものかどうかは慎重に考えなくてはなりません。

 まず、早産などで生まれたお子さんはどうしても発達が遅れ、出産予定日を誕生日として運動発達も考えなくてはなりません。また、おすわりが遅れる赤ちゃんの中には、足をピョンピョンしないで床につけようともせず、うつ伏せも嫌いで寝返りもほとんどしないというタイプの赤ちゃんがいます。このような赤ちゃんはすわれるようになってもすわったまま移動し、立つのが遅れます。歩くのも1歳半を過ぎることもありますが、歩き始めれば普通の子どもとかわりありません。「シャフリングベビー」と呼ばれ、正常発達のバリエーションのひとつです。

 また、寝返りなどの発達が早く、すわれるようになるとすぐに立とうとして、おすわりをしない赤ちゃんもいます。このような赤ちゃんは8〜9か月で歩き始める子も少なくありませんが、立つことに一生懸命でおすわりをするのが苦手というだけで、心配はありません。

 ご相談の赤ちゃんは、全体的な発達はどうでしょうか。動きが少なく顔の表情が乏しい、バイバイやチョーダイの意味が理解できない、視線が合いにくいなどの症状がある場合には知的な発達の遅れがあることもあります。また、首すわりや寝返りなどの運動発達も遅れていて、筋肉が異常に柔らかかったり硬かったりするときには神経や筋肉の病気も考えなくてはなりません。

 いずれにしても、一度小児科専門医の診察を受けてみることをおすすめします。必要があれば専門施設を紹介してもらえるでしょう。日常生活では特別なことをする必要はなく、赤ちゃんをかわいがり、よく遊んであげることがいちばん大切です。

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