赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー病気・予防接種

病気・予防接種

Q. 生後9か月。突発性発疹だと診断された後で、大泉門が盛り上がってきました (2008.11)

  • (妊娠週数・月齢)9か月

生後9か月の女の子です。先日、38度以上の熱を出して医師の診察を受けたところ、「たぶん突発性発疹だろう」と言われました。翌日、足首からふくらはぎにかけて発疹らしきものが出ましたが、離乳食など口に入れたものをすべて吐いてしまいました。その後、頭の大泉門のあたりがコブのように盛り上がっているのを発見しました。いままではいつも少しへこんでいて、ペコペコ動いていたのですが、今回の発熱と関係があるのでしょうか。

回答者: 多田裕先生

 発熱して発疹が出る病気には、さまざまなものがあります。たとえば麻しんや風しん、その他のウイルス性感染症などです。麻しんでは咳やくしゃみ、目やになどの症状とともに発熱し、一時解熱したときに発疹が出て、再度発熱します。風しんは風邪のような症状とともに発疹が出て、リンパ腺が腫れるのが特徴的です。

 突発性発疹はたいていの赤ちゃんが生後6か月から3歳頃までに感染するといわれるウイルス性の感染症で、ヘルペスウイルスの一種によって起こることがわかっています。まず発熱し、その3〜4日後に発疹が現われ、軽い下痢などを伴うことがありますが、ときには症状もあまり出ないまま終わってしまうこともあります。高い熱が出て熱性けいれんを起こすお子さんもいますが、通常は後遺症や合併症の心配もあまりなく、軽く済む場合がほとんどです。

 しかし、まれに重くなる場合があり、脳圧が高まって大泉門が膨らんだり、嘔吐したり、けいれんが起きたり、脳炎になることもないわけではありません。大泉門が膨らんだり嘔吐したりするのは、細菌による感染が脳や髄膜に及んで炎症が起きているためのことが多いので心配しているのだと思いますが、その原因が突発性発疹によるものなのか、細菌性髄膜炎によるものなのか、ご相談の文面からは判断することが困難です。

 もしも細菌性のものであれば抗生物質を使う必要がありますし、ウイルス性のものでも症状が重ければ症状にあった治療をしなければなりません。かかりつけの医師に症状を詳しく伝え、再度、診察を受けることをおすすめします。

 突発性発疹に限らずウイルスや細菌による感染症は、重症になると重大な合併症や後遺症を引き起こすことがあります。一般的な症状とは違う、何か変わった症状や心配がある場合は、きちんと医師の診察を受けることが大切だと思います。

インターネット相談室が本になりました!詳しくは妊娠・育児の応援ショップ 本の楽育まんてん堂へ。powered by 母子保健事業団 インターネット相談室は母子保健事業団の協賛により運営しています。