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妊娠中の気がかり(タバコ・アルコール・薬・レントゲンなど)

Q. 妊娠31週。アレルギー性鼻炎の処方薬を使用しても問題はありませんか。 (2008.12)

  • (妊娠週数・月齢)妊娠8か月 (28〜31週)

妊娠31週です。以前からアレルギー性鼻炎があります。最近、鼻炎に伴う鼻水・くしゃみがひどく、止まらなくなる咳も伴うため耳鼻科医を受診したところ、抗アレルギー剤(アレグラ錠1日2回)と点鼻薬を処方されました。薬剤師から、あまり症状がひどくなければ使用はひかえたほうがいいと言われましたが、このような薬を妊娠中に使用することに問題はありませんか?また、妊娠中や出産後の授乳中、どのように過ごせばよいでしょうか。飲み薬や点鼻薬の安全な使用法についても、お教えいただければと思います。

回答者: 安達知子先生

 アレルギー性鼻炎に対しては、妊娠初期の胎児に奇形などが出やすい時期である4か月の半ばくらいまでは、できれば薬物を用いることを避け、入浴、蒸しタオル、マスクなどを用いる方法を試みます。

 しかし、症状がひどくてどうしても抗アレルギー剤が必要なこともあります。このときは、インタールなどの点鼻液や妊娠中の喘息患者などに用いるステロイドの入ったフルナーゼ点鼻液をまず用います。妊娠31週では、もう胎児に大きな影響が出ることはありません。妊娠中にまったく安全な薬は少ないのが現状ですが、危険な薬も少なく、多くの場合は妊娠中の安全性が確立しているわけではない(人においてはいままでに問題報告はない、かなり高濃度を投与したラットの実験で問題があったなど)、あるいは使用経験が少ないため安全とは確実にいえないなどの理由から、症状や疾患の重症度にあわせて使用したほうがメリットが大きいとされる薬は慎重に使用します。

 ですから、アレルギー症状とのかねあいによって処方される薬はあり、アレグラもその中のひとつです。しかし、より安全性の高い内服薬として、ポララミンやクラリチンなどの薬もあります。必要に応じて、そういうものを選んで処方してもらってください。授乳中も同じです。