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発育・発達

Q. 生後5か月。おでこが出ていて頭囲が大きすぎると指摘されました。 (2009.8)

  • (妊娠週数・月齢)5か月

生後5か月の女の子です。37週2542g、帝王切開で生まれました。先日、「おでこが少し前に出ていますね」と言われ、頭囲を測られました。頭囲は出生時30.5cmで生後1か月時には36cm、2か月38、3か月39.6、4か月42.5、5か月では43.5と変化しました。おでこは私も前に出ていましたので、遺伝的なものだろうと気にしていなかったのですが、「これからどんどん大きくなるようであれば……」と言われ、とても不安になりました。後頭部も絶壁ではなく、丸い頭で、髪の毛が少ないために骨格が目につきます。発育にまったく問題はなく標準ですが、水頭症や腫瘍などの心配があるのでしょうか。

回答者: 横田俊一郎先生

 頭囲は頭の周囲の長さですが、後頭部にあるいちばん出っ張ったところと鼻の上部の眉間の2点を通る円の長さを測ることになっています。日本人は比較的絶壁頭の子どもが多いので、後頭部や前頭部が出っ張っている子どもでは、頭囲が普通より大きめに測定されることがよくあります。

 このお子さんの頭囲をみると、生まれたときの30.5cmは頭囲の発育曲線では約3パーセンタイルとかなり小さめです。生下時体重が2542gと少ないので、体重に見合った頭囲といえるかもしれません。1〜3か月の頭囲はほぼ50パーセンタイルで子どもとしては平均的ですが、4〜5か月の頭囲は90パーセンタイルを超えています。体格も考慮に入れなくてはなりませんが、現在はやはり大きめと言ってよいように思えます。

 頭囲が病的に大きいかどうかは、頭囲の大きさだけでは判断できません。身長、体重とのバランスで考えなくてはなりませんので、発育曲線上では真ん中でも身長・体重が極端に小さいという場合は頭囲が大きいと考えなくてはならないときもあります。また、一時点だけで判断することは難しく、発育曲線上の増え方を見て検討しなくてはなりません。

 頭囲が大きい理由としていちばん多いのは遺伝です。両親のどちらかの頭囲が大きいとお子さんの頭囲も大きいことがよくあります。大きいけれども発育曲線に沿って大きくなっている、発達に何の問題もないというときには遺伝的なもので問題はないと考えることが大部分です。頭の形(前後が出っ張っている)も大きな要素のひとつです。

 頭の中に髄液が溜まる水頭症、頭を打撲したあとに脳の表面に血液が溜まる硬膜下血腫、脳腫瘍などでは、頭囲がどんどん大きくなって大泉門が腫れてきますし、神経症状が出ることが多いものです。これらの疾患を除外するために大泉門からの超音波検査や頭部CT検査などの検査がありますが、実際にはいつ検査をしたらよいのか悩むことも少なくありません。このお子さんは発達には問題がないわけですから、担当の先生のおっしゃるようにもう少し経過をみてから判断することで十分だと思います。

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