赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー食事と栄養・離乳食

食事と栄養・離乳食

Q. 1歳7か月。食事を嫌がるのでイライラして手が出てしまうことがあります。 (2009.12)

  • (妊娠週数・月齢)1歳7〜11か月

1歳7か月です。数か月前から食事を嫌がるようになりました。朝がとくにひどいので、噛まなくていいベビーフードを食べさせます。食べ物を見ると横を向くので絵本を読みながら騙し騙し口を開けさせますが、口の中に溜めてしまい時間がかかります。口の端からタラタラ垂らした挙句にベーっと出すので、私もイライラしてしまい手が出てしまうこともあります。自分が情けないです。昼はコンビニのおにぎりは食べますが、私の作ったものは食べてくれません。夜は汁気のあるおかずにごはんをつぶして浸したものを騙し騙し食べさせます。口を動かさなくなると、ふりかけや熱めのお湯など食感や味の違うものをねじこみます。それでも動かないときはスプーンで口の中をかき混ぜます。とても食事と呼べるものではありません。毎食憂鬱で涙が出ます。おやつも欲しがらないのでミルクのみです。

回答者: 太田百合子先生

 お母さんの「食事をしっかり食べさせたい」という思いが少し空回りしてしまい、悪循環に落ち入っているようですね。格闘が長くなればなるほど、お互いにとっていいことはありません。楽しいはずの食事時間が嫌な思いになってこじれてしまいます。子どもが楽しく食べられる環境を整えることが大事です。

 1歳代は、自分で食べたい気持ちが芽生えますが手や口の協調運動も未熟でうまく食べることができません。集中力も長くは続かず、すぐに飽きてしまいます。離乳食は割と順調に食べたのに、1歳以降になると好き嫌いや気分のムラが出てきたり、同じものを食べたがったり、同じ量を用意しても「食べたい」「食べたくない」という主張がはっきりしてきますから、大人の思うようにいかなくなるのがこの時期の特徴です。

 楽しく食べる環境作りのためには、まずは食事時にちょうどおなかが空くようにします。昼食や夕食の前は外遊びなどで身体を動かすようにしてあげましょう。家の中で過ごすだけでは気分転換が難しく、運動量もそれほど増えないからです。

 また、たまには子どもが集まる公園や児童館などで一緒に食事をしてみましょう。ほかの子どもと食べ合うことで食べたい意欲が生まれます。

 食事内容は大人の食事と別献立ではなく、ほぼ同じ献立で一緒に食卓を囲むことも大切です。「おいしいね」「これなんだろうね」などと、食事の楽しさやおいしさ共有し合うことができます。手づかみ食べがしやすいものを用意して食べやすくすることもポイントです。

 器にたくさん盛り付けるとそれだけでうんざりして食欲がなくなる場合もあるため、少しずつ盛り付けて「全部食べられた」という経験を増やしてあげましょう。

 「子どもの口にねじ込む」やり方は悪循環になりますから、どうぞこれだけはすぐにでもやめてください。もう少し肩の力を抜いて、無理にでも微笑んでみましょう。そうすることで子どもは自分から食べたい気分になれるのです。

 お母さんも大変で、疲れていることと思います。誰かを頼ったり栄養相談を利用したりしてみてはいかがでしょうか。いろいろなヒントが見つかるかもしれません。