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友だち・遊び・テレビ

Q. 1歳7か月の男児。人みしりと場所みしりがひどくて心配です。 (2009.12)

  • (妊娠週数・月齢)1歳7〜11か月

1歳7か月の男の子です。人みしりと場所みしりがひどく、子育て支援センターなどに行ってもじっと人を見ているだけで楽しそうに遊びません。自分より小さな女の子におもちゃを取られても取られっぱなし。センターの職員の方に「恥ずかしがりやだね」と言われてもニコリともしません。家の中では一日中しゃべって動いているし、支援センターの帰り道では喋り始めるのに。私は息子にもっと活発になってほしいのです。こんな様子では大きくなっても友だちと楽しく遊べないのではないかと心配です。何か私にできるサポートなどはありますか。

回答者: 高橋惠子先生

 活発で、すぐに集団に溶け込んで元気に遊ぶこと、これは大人が持っている「望ましい子ども像」です。大人が子どもに押し付けるステレオタイプだともいえるでしょう。しかし、考えてみてください。大人でも初めての場所では気後れする人の方が多いのではないでしょうか。そのような場所で、誰とでも話し社交的に振る舞うようにとやたらにけしかけられるのは嫌ですね。幼児でも同じことです。

 ご相談のような状況は、おとなしくやさしい子ども、慎重な子どもにはよく見られことです。赤ちゃんのときから大きな音や騒々しいことが苦手だったり、いろいろなことに慣れるのが遅く、慎重に行動するタイプの子どもだったのではないでしょうか。こういうタイプの子どもは内弁慶に思われ、「家では元気でおしゃべりなのにどうして?」「なぜ外でも同じようにできないの?」と思われがちです。しかし、これは個性のひとつですから、もっと活発になってほしい、どこででもすぐに実力を発揮してほしい、とあせらないことです。よく状況がわかり、自分が納得するまで行動ができないのです。それは長所でもあります。まだ1歳7か月ですから、二コリともしなくても「帰ろう」と嫌がる様子もないのは、ほかの子どもを観察することがいまはもっとも楽しいのでしょう。

 親が無理に遊ばせようとすれば、いまは様子を見ていようという子どもにはプレッシャーになります。加えて、その親のあせりがセンターの職員からよけいなコメントを引き出すことにもなります。

 子どもを信じて、しばし子どもと一緒に観察を決めこむといいでしょう。お母さんもリラックスして観察を楽しんで、2人でおしゃべりをしてみてはどうでしょう。お母さんが緊張したり不機嫌にしていると、子どもも楽しめません。どうやって遊ぶのかを見ていて、様子がわかればきっと子どもは動き出すことでしょう。年下のおとなしい子どもと遊ぶのが初めはやさしいと思われますので、そういうパートナーを探してみてはどうでしょう。おもちゃを取られたりしても笑って見ていられるように、母親も度胸を据えることが大切です。それが子どもの世界だからです。