実践編 7~8か月ころ
離乳食の1日の回数 … 2回 開始後1か月を過ぎたころから、1日2回食のリズムをつけます。 いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように、食品の種類を徐々に増やしましょう |
<固さのめやす> 豆腐くらい |
この時期の離乳のポイント
- つぶしがゆから全がゆ(5倍がゆ)に進めます。
※ 離乳の進み具合や赤ちゃんの成長・発達に合わせて、7倍がゆを与える期間があってもよい。 - 野菜類は大きめ(1cm程度の輪切り)に切ったものを、舌でつぶせるくらいの固さにゆでて、つぶしたり、さいの目切りなどにしたりします。緑黄色野菜を積極的に使いましょう。
- 白身魚から赤身魚(まぐろ・かつお)へと、魚の種類を増やします。加熱して細かくほぐしてすりつぶし、シチューやスープに。
- 肉類は脂肪の少ない鶏肉がおすすめです。ゆでてすりつぶしたり、包丁でたたいてひき肉状にしたりして使います。脂肪の多い肉類はもう少し後になってからにしましょう。
- ヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズなども使えます。
この時期の授乳のめやす
母乳または育児用ミルクは離乳食の後に与えましょう。離乳食時とは別に、母乳は授乳のリズムに沿って赤ちゃんが飲みたいだけ、育児用ミルクは1日に3回程度与えます。
食べさせ方のポイント
平らなスプーンを下くちびるにのせ、上くちびるが閉じるのを待ちます。
口の中でつぶして飲み込みやすいよう、食べものにとろみをつけるとよいでしょう。
平らなスプーンを下くちびるにのせ、上くちびるが閉じるのを待ちます。
口の中でつぶして飲み込みやすいよう、食べものにとろみをつけるとよいでしょう。
- 7~8か月ころの食材はこちらの食材辞典を参考にしてください。
- インターネット相談室「食事と栄養・離乳食」Q&Aも参考にご覧ください。
また授乳については、同相談室「母乳とミルク・授乳」Q&Aも参考にしてください。
食物アレルギーへの対応
家族の中に、現在または以前にアレルギー症状のある人がいたり、子どもがすでに発症している場合は、専門医に相談して予防や治療を行いましょう。勝手な判断でアレルゲン除去を行うことは、子どもの成長・発達を損なう恐れがあるので、必ず医師の指示を受けましょう。成長にしたがって食べられるようになる食品もあるので、専門医のもとで定期的な診察を受けることが重要です。
特定のアレルギー体質を持つ場合に、強いアレルギー反応を引き起こす恐れのある食品もありますので注意しましょう。
以下を含む加工食品は、その食品名を表示することを義務(下段は努力義務)づけられています。
1.特定原材料:食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性の高いもの(表示義務あり) | えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ) |
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2.特定原材料に準ずるもの:食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ないもの(可能な限り表示に努める) | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン |
※食品表示基準について(令和5年6月29日消食表第343号)、別添「別添 アレルゲンを含む食品に関する表示」より作成
基本のレシピ
基本のだし汁(混合だし汁)のとり方 | |
おかゆ・軟飯の基本分量 | |
鶏がゆ | |
白身魚とほうれん草のとろみスープ | |
ポイント:魚を調理するとき | |
ポイント:電子レンジで作る簡単ホワイトソース |
7~8か月ころの離乳食レシピ
かぼちゃのグラタン | |
ツナとトマト | |
とき卵のスープ | |
かぶと鶏肉のやわらか煮 | |
肉じゃが | |
なすと豆腐のみそだれ |