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母子衛生研究会からのお知らせ
このコーナーでは、①妊娠・出産・子育てに関連するニュース ②「赤ちゃん&子育てインフォ」や当会および関連団体のお知らせ情報を掲載しています。
インフルエンザは例年12月~3月ころに流行します。
今年、10月22日~28日までに全国で報告されたインフルエンザ様疾患発生報告は959人、学級閉鎖は22件報告されています。
インフルエンザの予防で最も有効とされているのは流行前に予防接種を受けることです。
予防接種を受けることで発病を抑えたり重症化を防止できるとされています。
予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5か月間とされています。
赤ちゃんは生後6か月から受けることができます。
ぜひご家族全員で早めの予防接種をおすすめします。
詳細は下記のHPをご覧ください。
厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」
厚生労働省「平成29年度インフルエンザQ&A」
国立感染症研究所「IDWR 2018年第41号<注目すべき感染症> インフルエンザ」
風しんが流行しています。
国立感染症研究所によると9月12日までに496人の感染が報告されており、この報告数は昨年1年間の報告数(93人)の5倍以上にものぼります。
国立感染症研究所によると
「報告患者の 94%(468 人)が成人で、男性が女性の 4.2 倍多い」
「特に 30~40 代の男性に多く、女性は 20~30 代に多い」
と発表されています。
妊娠初期(20週頃まで)の妊婦さんが風しんに感染すると、おなかの赤ちゃんも感染して先天性風しん症候群(赤ちゃんの心臓や視力・聴力などに影響が出る)を引き起こす可能性があります。
(母子衛生研究会HP 「妊娠期に知っておきたい感染症と予防接種情報」)
日本産婦人科医会は妊婦さんに対し以下のような注意と行動を呼びかけています。
◆風疹罹患者に知らずに接触する可能性があります
◆妊娠 20 週までの妊婦は地域、周囲からうつされないように自ら注意してください
◆地域、周囲に風疹流行がおこっていないか最新の情報を得ること
(各地元の保健所や国立感染症研究所のHPで情報を入手できます)
◆妊婦さんは速やかにかかりつけ医で風疹の抗体検査を受けて免疫の有無を確認してください
・風疹抗体があることが判明するまでは厳重に自己防衛に努めてください
・抗体のない場合は出歩かないなど厳重な防御策をとってください
◆夫や同居ご家族、職場の同僚など、周りにいる人はただちに罹患歴・予防接種歴を確認してください
◆職域等の健康管理者等は妊婦に対して適切な保護対応をしてください
成人の多くは軽微な症状だと、継続して出勤、日常活動していることが多くみられます
詳細は下記のHPをご覧ください。
国立感染症研究所
「首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年) 」
公益社団法人日本産婦人科医会
「妊婦さんへ風疹からの緊急避難行動のお願い 緊急第2報」
厚生労働省
「風しんの感染予防の普及・啓発事業」
沖縄県と愛知県で麻しん患者の発生が続いています。
麻しんは感染力が強く、手洗い、マスクのみで予防はできないとされ、予防接種が最も有効な予防法とされています。
赤ちゃんが1歳を過ぎたらすぐにMR(麻しん・風しん)混合ワクチンを接種しましょう。
麻しんは妊娠中に感染すると流産・早産を起こす可能性があるとされています。
妊娠中は麻しんワクチンを接種することができません。
妊婦さんは麻しん流行時の外出を避け、人込みに近づかないようにしましょう。
また、麻しん流行時に、同居者に感染の可能性の高い方がいる場合はワクチン接種等の対応について、かかりつけの医師に相談しましょう。
詳細は下記のHPをご覧ください。
【国立感染症研究所】
沖縄県における麻疹患者の発生状況について
【厚生労働省】
麻しんについて
厚生労働省では毎年、5月5日の「こどもの日」から1週間を「児童福祉週間」と定め、児童福祉の理念の普及・啓発のための事業や行事を行っています。