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母子衛生研究会からのお知らせ
このコーナーでは、①妊娠・出産・子育てに関連するニュース ②「赤ちゃん&子育てインフォ」や当会および関連団体のお知らせ情報を掲載しています。
「麻しん(はしか)」は感染力が強く、かかると重症化しやすい病気です。38℃前後の発熱、せき、鼻汁といったかぜのような症状が続き、3~4日後に発疹が出始め、完治するまで10日~2週間かかります。肺炎や脳炎を合併すると命にかかわることもあります。
これを予防するために日本では計2回の麻しん風しんワクチン接種が定期接種として定められていますが(1歳のときに1回、小学校入学前の1年間で1回)、近年接種率が低下したとのことで、予防接種推進専門協議会より注意喚起がなされています
麻しん風しんワクチンで防ぐもうひとつの病気「風しん」は、麻しんに比べ感染しても症状は軽いことが多いのですが、妊婦さんが感染すると心臓病や白内障、聴覚障害のある赤ちゃんが生まれることがあり(先天性風しん症候群)、こちらも国全体での予防が大切です。
お子さんが麻しん風しんワクチンを未接種の場合は、かかりつけの小児科に相談し、早めに接種しましょう。
〒060-0063
北海道札幌市中央区南3条西12丁目320-8 札幌森ビル3 503号室
TEL:011-233-5977 FAX:011-233-5988
今冬、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行の可能性が示されています。
もしも同時流行が起こった場合、多くの発熱患者が同時に発生することとなり、医療機関等にかかりにくくなることが予想されます。そのため厚生労働省は事前の備えとして「ワクチン接種の検討」「新型コロナ検査キットや解熱鎮痛薬の購入」「相談窓口の連絡先確認」を勧めています。
■詳しくは、以下を参照してください。
厚生労働省「新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応」
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで元気だった赤ちゃんが窒息などの事故ではなく、眠っているあいだに突然、何の前ぶれもなく亡くなってしまう病気です。原因はわかっていません。
令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。
予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
■できるだけ母乳で育てる
心配しすぎる必要はありませんが、これらのポイントは心にとめておきましょう。
※SIDSは12月以降の冬期に発症しやすい傾向があり、厚生労働省は毎年11月を「乳幼児突然死対策強化月間」としています。SIDSの詳しい情報は厚生労働省HP「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」のページをご覧ください。
公益財団法人小児医学研究振興財団がWeb市民公開講座「子どものアレルギー疾患」を公開しました。
乳幼児期に発症することの多い代表的なアレルギー疾患「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」「気管支喘息」について、基本的な事項から最新情報までを、各分野の第一人者がわかりやすく説明しています。視聴は無料です。
新型コロナウイルスの抗原定性検査キット(抗原検査キット)が一般向けに販売されていますが、中には国が承認しておらず性能等が確認されていないものもあるようです。
国は、承認した抗原検査キット(体外診断用医薬品)と、取り扱っている薬局を公表しています。また、製品選びについての注意喚起もなされています。ご購入の際にはご注意ください。
■消費者庁 厚生労働省
新型コロナウイルスの抗原定性検査キットは「体外診断用医薬品」を選んでください!
■厚生労働省
新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報
■厚生労働省
医療用抗原検査キットの取扱薬局リスト