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コミュニケーション・レッスン ハッピー子育て ヒント集

VOL.5【2歳】下の子出産、上の子が赤ちゃん返りしたときに……・
赤ちゃんより上の子をかわいがるくらいでバランスがとれる(高橋惠子先生)

Q. 2歳男児の赤ちゃん返りにどう対応すればいいですか(2008.7)

2歳7か月の男児です。下の子が生まれてから赤ちゃん返りをしています。これはしっかり応えてあげれば満足してすぐになくなるものだと聞いていたので、抱っこできるときはなるべく抱っこをし、ほ乳びんで赤ちゃんのようにミルクも飲ませましたが、どんどんエスカレートしていくばかりです。「ごはんも食べさせて」「おむつも同じところで替えて」と言い、私が「少しは自分でやったら」と言うと癇癪を起こします。子どもの要求に十分に応えているつもりでも、私の対応が中途半端なせいでいつまでも満足しないのでしょうか。それとも甘やかしすぎでしょうか。子どもの要求にどこまで応えて、どのように自立を促していけばいいのでしょうか。アドバイスをいただけたらと思います。

赤ちゃん返りは
弟妹をうまく受け入れられないという
精いっぱいの訴え

 赤ちゃん返りはめずらしいことではありません。きょうだいの年齢差が小さい場合によく見られます。赤ちゃん返りは、きょうだいの出現を心がうまく受け容れられないよという、子どもからの精いっぱいの訴えだと考えられます。

「愛情を打ち切られる」不安
「自分もまだ赤ちゃんだ」という気持ち

 第一に、これまでは自分が独占していた親の関心が幼いきょうだいに行ってしまっている、もう自分は大切に思われていないのではないかという不安から来ています。「愛情を打ち切られるのではないか」という心配を、子どもはよく持つものです。親の愛情やケアを受けなければ生きていけない子どもからすれば大問題だからです。これまでは自分が乗せてもらえた母親の膝に赤ちゃんが乗っている状況を、幼い子どもがすぐには受け容れないのは当然でしょう。ですから、「自分も赤ちゃんだ」「同じにして」ということになります。

 そして第二に、「もうお兄ちゃんだから、赤ちゃんをかわいがってね」「やさしくしなくてはだめよ」などと、親から急速に“成長”を強いられることに対して、「いい子にできないよ」と訴えているのだとも考えられます。

お兄ちゃんとだけ付き合う時間をつくる
赤ちゃんのケアの手伝いを頼んでみる

 ご相談者が赤ちゃん返りをわがままであるとはとらずに、その気持ちを受け容れていることはとても良いことだと思います。しかし、そのまま要求に応えていると際限がなくなるのも事実です。赤ちゃん返りをする子どもの気持ちを理解し受け止めつつ、本来の2歳7か月児の成長を大事にし、幼いきょうだいがいる状況に慣れることも考えなくてはなりません。

 まず、親は赤ちゃんよりも上の子をかわいがるくらいの気持ちで心理的なバランスがとれるはずです。長子とだけつきあう時間や機会を作って、「いつもあなたが大切よ」「大きくなってすばらしいね」と、成長を喜びましょう。時にはしっかり抱きしめましょう。そしてまた、赤ちゃんのケアの手伝いを頼んでみたりするのもいいでしょう。「目がさめたら教えてね」「オムツをとってきて」などと頼むと、喜んでしてくれることでしょう。このような積み重ねが、子どもに成長感を育て、気持ちを安定させ、赤ちゃんはライバルではないや、と思わせるはずです。

※このコーナーでは「インターネット相談室」から、親子のコミュニケーションや子どもとの接し方についてのテーマを抜粋して再掲載しています。

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