薬の上手な使い方・飲ませ方
子どもの中には味覚が鋭敏な子もいて、薬の味をいやがることや、うまく飲み込めないことがよくあります。それでなくても病気できげんが悪い子どもに、薬を飲ませるのは大変ですね。
けれど、薬は医師の指示通りにきちんと飲んではじめて効果が出るものです。飲ませるためのちょっとしたコツや工夫を知っておきましょう。
出典:「薬の上手な使い方・飲ませ方」/指導:榊原洋一(お茶の水女子大学教授)、木津純子 (慶応義塾大学薬学部教授)/編集:財団法人家庭保健生活指導センター/粘土画:渡守武 裕子
もくじ
Part1 薬の上手な使い方・飲ませ方
Part2 お医者さんからもらう鎮痛解熱剤と抗生物質
Part3 薬局でもらう薬
処方薬と市販薬はココが違う/アレルギーのある子は気をつけて!/使うのは1歳過ぎてからが無難/「小児用」を選び、使用法を守る
Part4 母乳を飲ませているお母さんの薬
受診や購入時に注意したい/長期に使う薬は医師と十分相談して/婦人科や小児科でお母さんが薬をもらうこともできる
Part5 薬のQ&A
- Q.出された薬の量にびっくり! こんなに飲ませてだいじょうぶ?
- Q.こんなに薬を飲んだら抵抗力が弱くならない?
- Q.お医者さんが忙しそうで、薬のこと質問しそびれちゃった……
- Q.どうして2~3日分しかもらえないの?また病院につれていくのはたいへん。
- Q.「1日3回」は「8時間ごと」という意味?眠ったら起こしてでも飲ませるの?
- Q.「食後」の薬は食前に飲んだらだめなの?胃が荒れてしまう……とか?
- Q.飲み忘れたらどうする? 次に2回分飲むの?
- Q.治ったら、薬を飲むのはやめてもかまわない?
- Q.きちんと飲ませているのに、よくならない。薬が合っていないんじゃないかしら…
- Q.まちがえて2倍量飲ませちゃった!