乳幼児期の歯みがきのポイント

協力:東京医科歯科大学大学院小児歯科学分野助教 茂木 瑞穂
※ 月刊母子保健2008年6月号より転載
乳歯が生える前からお口のケアをスタート
濡らしたガーゼで歯ぐきを拭いたり、食後にお茶や湯冷ましを飲ませて口の中を清潔にしてあげましょう。
1歳をめやすに歯ブラシを持たせましょう

1歳を過ぎたら歯ブラシを持たせて自分でみがかせます。のどの奥まで入らないタイプの歯ブラシを。
仕上げみがきのポイント

仕上げみがきを行うときは両ひざの間に仰向けに寝かせ、頭を安定させます。口の中がよく見えて、しっかり確認しながらみがけます。

前歯だけのころは、ヘッドが小さく、やや柔らかめの歯ブラシを使います。

歯ブラシは、ペンを持つように。

みがき残しのないように一筆書きで流れを作ってみがきましょう。上の歯は表側(頬側)、下の歯は裏側がみがきにくいので意識してみがきます。
歯ブラシの正しい使い方

歯ブラシを横に細かく動かしてみがくことを意識しましょう。

奥歯の裏側は歯ブラシを45度傾けて。歯垢がたまりやすい歯と歯ぐきの間もしっかりと。

前歯は歯の面に直角に歯ブラシをあてます。

上の前歯は、上くちびるをめくり、筋のような小帯を指で押さえてブラシが当たらないようにします。

歯と歯の間はデンタルフロスを使用すると歯垢を除去するのに役立ちます。
※インターネット相談室Q&A「歯とお口のケア」も参考にしてください。