Part1 薬の上手な使い方・飲ませ方
坐薬
鎮痛解熱剤や吐き気止めによくある剤形です。肛門に挿入したあと成分が直腸から吸収されるため、効きめが早いのも特徴です。それだけに使い方には注意が必要です。医師や薬剤師からよく説明を聞きましょう。
坐薬の中には高温に弱いものがあります。特に注意書きがなくても、冷蔵庫に保管を。密封容器などに入れておくとよいでしょう。
1 挿入の準備をします
挿入の刺激でうんちが出ることもあるので、排便後のほうがベター。清潔な指でシートから取り出します。赤ちゃんならおむつをとって、挿入の準備を。半量を用いるときは、取り出したあと、ナイフなどで斜めにカットします。
2 肛門にすばやく挿入します
おむつを替える要領で赤ちゃんの足をあげ、とがったほうから肛門にすばやく入れます。斜めにカットした場合は、とがったほうを手で少しあたため、丸みを持たせてから挿入します。
挿入したあとは、30秒ほど肛門をティッシュなどでおさえておきましょう。鎮痛解熱用と吐き気止めなど、2種類の座薬を使うときは、1個を挿入して5分くらいたってから挿入します。
坐薬 ミニQ&A