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PART3 薬局でもらう薬

処方薬と市販薬はココが違う

たとえば、かぜのとき。医師は熱、せき、鼻水などそれぞれの症状に対して、何が必要か、どの薬がいちばんいいかを考えて薬を選びます。年齢や体重、体質も考慮します。服でいえば「オーダーメイド」ですね。医師の管理のもとで使うのが前提ですから、効きめの強いものも多くあります。
それに対して、市販薬は「既製服」と言えるでしょう。年齢によって用量は変えてありますが、体質や体重までを考慮することはできません。また、その人独特の症状に合わせることもできません。あくまで一般的な症状に対して、一般的な成分や量でつくられています。そのため、効きめは処方薬よりおだやかです。
では、市販薬は効きめがないかというと、そうではありません。病院にいくほどではない症状も現実には多くありますし、じょうずに使えば、市販薬は十分頼りになるものです。
逆に言うと、効きめがあるぶん、副作用の危険もあるということです。実際、ごくふつうのかぜ薬で、全身に激しい皮膚症状が出る例もあります。数として多いわけではありませんが、そういうこともあると知ったうえで使うのがたいせつでしょう。

アレルギーのある子は気をつけて!

また、注意したいのがアレルギー。たとえば、炎症止めとしてかぜ薬などによく配合されている「塩化リゾチーム」。この成分には卵が使われているので、卵アレルギーの子が使うと、ショックなど激しい症状を引き起こす心配があります。
牛乳アレルギーのある子は「タンニン酸アルブミン」の含まれている薬は使えません「下痢止めなどによく配合されています」。
解熱剤やかぜ薬としてよく用いられる成分「アスピリン」も、子どもに使うと強い副作用が出ることがあるので、子どもには使わないようにします。
市販薬の外箱には含まれている成分が表示されているので、きちんと確認してから購入しましょう。

使うのは1歳過ぎてからが無難

もっとも、1歳未満の赤ちゃんでしたら、市販薬の使用は避けたほうが無難です。自己判断せず、ぐあいが悪いときはまず小児科を受診して何の病気か確かめ、症状や経過を見ながら、医師の指示で薬をつかうようにしましょう。
少し大きくなって、親が「これは少し様子を見ていてもだいじょうぶ」と、ある程度見分けがつくようになったら、市販薬も使ってOKです。

「小児用」を選び、使用法を守る

市販薬を使うときは、まず「小児用」と表示してあるものを選びましょう。アレルギーのある子は、成分もよく確認してください。
箱の中に入っている説明書も、よく読みましょう。「こういう人は使わないで」「こういう症状が出たら使用をやめるか、医師に相談を」などの注意書きは、特にしっかり目を通してください。もちろん、使用方法や量はきちんと守ることがたいせつ。それでも症状が改善しないときは、やはり小児科を受診しましょう。

購入するときは必ず薬剤師に相談してね!

市販薬にはいろいろな種類があります。たとえば、塗り薬でも、かゆみ止め成分である「抗ヒスタミン」が入っているもの、入っていないものがあります。
迷うことも多いので、まずは薬剤師に相談を。現在の症状やアレルギーの有無なども話して、いちばんいいと思われる薬を選んでもらいましょう。自己判断で選ぶとせっかくの薬が活かせないばかりか、トラブルの原因にもなります。
大規模チェーン店でも、「薬局」であれば必ず薬剤師はいます。名札をつけていることもあるので、探してみてください。「薬剤師のアドバイスなしに薬は買わない」くらいの気持ちでいてください。


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